ラツィオ監督を退陣へ追い込んだ一戦を伊解説陣が分析!30分間出場の鎌田大地が評価されたプレーは?「賢い動き」 | セリエA
伊解説陣が見た鎌田の30分間
リーグ戦で3試合にわたって出場機会に恵まれていなかったMF鎌田大地は、チームが1-2で敗れていた60分にダニーロ・カタルディに代わって途中出場。右インサイドハーフやボランチの位置で約30分間にわたってプレーした。 『ダゾーン・イタリア』の中継で解説を務めたマッシモ・ゴッビ氏は、63分に鎌田がペナルティエリア手前からシュートを狙ったシーンのプレーを評価している。 「おそらく(左サイドのマッティア・ザッカーニの)パスは(エルセイド)ヒュサイを狙ったもので、この流れはたまたまだったと思う。だがカマダは賢い動きをしていたね。彼はかなり下がり気味になっていたウディネーゼの守備陣にプレッシャーを与えるためにあのゾーンにいたのだろう」 また実況を担当したリッカルド・マンチーニ氏は、セリエA初挑戦となった鎌田の今シーズンについて紹介。「これまでのところ、ダイチ・カマダにとって素晴らしいシーズンではない。ナポリ戦のあのゴールだけで、ほとんど輝きがない」と述べた。 一方で68分にエリア手前の中央でルイス・アルベルトからの縦パスを受けた後に倒され、フリーキックを獲得したシーンにおいては「カマダが主役になった。体を入れて相手を肩へ追突させた」と伝えると、ゴッビ氏が続けた。 「ここでは(マルティン)パジェーロの内側のポジションを取り、あの場所で解決策を見つけたのが素晴らしかった。対するパジェーロは動きについて行けず、パスを阻むことができなかった」 続いて77分、鎌田が右サイドでイサクセンからボールを受けると、マヌエル・ラッザリへワンタッチで縦パスを狙ったシーン、ボールは惜しくもゴールラインを割ったが、マンチーニ氏は「カマダのプレーはやや予測可能なものだったのか?」と解説者に見解を求めた。 するとゴッビ氏は「それもそうだが、ボールは高く、ラッザリにとってコントロールが難しかっただろう。背後からプレッシャーも受けていたからね」とコメントした。