自然災害に備え10県警と自衛隊など合同訓練 群馬・榛東村
多発する自然災害に備えようと、関東管区の10県警や陸上自衛隊などが合同で訓練を行いました。 榛東村の陸上自衛隊相馬原演習場で行われたこの訓練は、関東管区警察局管内の10県警が毎年持ち回りで行っているもので県内では10年ぶりです。 訓練は前橋市を震源とする震度6強の地震が発生し、榛東村内で土石流による家屋倒壊など人命にかかわる重大な被害が起きているという想定で行われました。10県警のほか陸上自衛隊や前橋赤十字病院の災害派遣医療チーム「DMAT」など合わせて約430人が参加しました。 能登半島地震の教訓を踏まえ、道路通行が困難になった被災地に自衛隊の輸送機で車両や部隊を投入。隊員はバールやのこぎりなどで土砂に埋もれた家屋や車両を壊し、閉じ込められた人を救出しました。 また宮城や大阪など3府県警の特別救助班も加わり、警備犬による捜索や検視作業などの訓練も行われました。参加者は関係機関と連携しながら訓練に取りくみ災害時の対応を確認していました。