鹿児島市立病院で患者搬送訓練 新たな感染症に備えて
鹿児島放送
新型インフルエンザなど新たな感染症が発生したとき、患者の受け入れにどう対応するか?鹿児島市の病院で訓練がありました。 (山崎 凜記者) 「今、防護服を着た医師たちが患者をストレッチャーに乗せて車へ乗せていきます。これから病院へ搬送される予定です。」 訓練は、鹿児島市と鹿児島市立病院が合同で行い、医師や看護師、市の担当者などおよそ30人が参加しました。 新型インフルエンザの感染が疑われる患者が県内で初めて発生したという想定です。 使用済みの防護服を安全に脱ぐ方法や患者の行動歴の確認の仕方、保健所との情報共有の方法などを丁寧に確認しました。 (鹿児島市 新小田 雄一 保健所長) 「人口とか人の流れとかでまず本市(鹿児島市)から患者さんが発生する可能性が高いと思います。実際起こった時に動けるような体制を整えていきたいと思っております」 (鹿児島市立病院 感染制御部 永尾 香織 感染管理認定看護師) 「どの感染症も医療従事者がしっかり防護して迎え入れることができれば、患者さんたちも守れるというところで、自分たちの防護をすることが1番大事で そのうえで患者さんを守っていけるような感染対策を院内では取り組んでいきたいなと思います」 新たな感染症への対応力を高めるため、鹿児島市と鹿児島市立病院は来年以降も合同で訓練を継続する予定です。