新大関・大の里、鉄人・玉鷲ウオッチャーになる! 4日に二所ノ関一門連合稽古「見習える部分を探したい」
大相撲の新大関大の里(24)=二所ノ関=が3日、二所ノ関一門の連合稽古を翌日に控え、秋場所で初土俵からの連続出場記録で1位となった関取最年長39歳の幕内玉鷲(片男波)を徹底的に観察することをテーマに掲げた。同日は福岡市の部屋宿舎で調整した。 太く長い相撲人生にするため、最高のお手本が同じ一門にいる。初土俵から20年、1643回連続出場で九州場所中に40歳になる玉鷲だ。大の里も「(連続出場は)すごい記録。見習える部分を探したい」と素直にうなずく。 本場所での対戦は大の里の2勝だが、それより前の昨年の九州場所前の連合稽古で接点があった。大の里が十両の申し合いに参加後、ぶつかり稽古で胸を出してくれたのが玉鷲だった。 「けがをしないことが一番、大事」と語っていた大の里。肌を合わせるだけでなく、準備運動など玉鷲の何げない所作も見逃さず、鉄人への道を歩み出す。 一門では琴桜と並んで番付最上位の一方、最年少タイ。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「若者らしく、ガンガンやればいい」。将来につながる一日にしてみせる。
中日スポーツ