景気回復傾向にある「エアライン」系企業!「客室乗務員」の採用人数の推移や初任給はどう変化した?
景気回復傾向にともない初任給のベースアップも行われている
景気回復傾向にあるエアライン系企業では、採用競争力の強化や優秀な人材の確保および働く魅力の向上のために、初任給の引き上げも行っているようです。例えばANAの初任給の推移は表1の通りです。 表1
※全日本空輸株式会社(ANA)「客室乗務職(新卒)」を基に筆者作成 JALも2023年10月31日のプレスリリースで、2024年度は4年ぶりの大幅なベースアップを実施して、人財を資本と捉えて企業価値向上につながる人的資本経営を推進する旨を発表しています。
エアライン系企業は積極的な客室乗務員の採用や給与のベースアップを行っている!
旅客数が増加している航空業界では、エアライン系企業による積極的な客室乗務員の採用が行われていることが分かりました。 コロナ禍で採用中止となっていた大手2社でも同様です。ANAは2024年度入社新卒採用の採用予定数を430名程度、2025年度は330名としました。JALでは2023年度に100名程度の採用を行い、2024年度は350名程度、2025年度においては700名程度の新卒採用およびキャリア採用としています。 また初任給のベースアップで、採用競争力の強化などに取り組んでいるようです。2024年3月1日時点で公表していた給与額から、ANAとJALの両社とも金額をアップさせているようです。給与のベースアップは働く魅力にもつながりますから、エアライン系企業への就職を希望している方は、志望先の採用人数や初任給の推移を確認してみるといいでしょう。 出典 国土交通省 航空輸送統計年報の概要(令和5年度(2023年度)分) 全日本空輸株式会社(ANA) 客室乗務職(新卒) 日本航空株式会社(JAL) プレスリリース JALグループ 2024年3月期 第二四半期連結業績 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部