景気回復傾向にある「エアライン」系企業!「客室乗務員」の採用人数の推移や初任給はどう変化した?
新型コロナウイルス感染拡大の影響で採用が中止されるほどの不景気になっていたエアライン系企業。客室乗務員に憧れていた人にとっては厳しい状況が続いていたことでしょう。しかしアフターコロナにおいて、エアライン系企業の景気は回復傾向にあるようです。 そこで今回は、客室乗務員の採用人数の推移や新卒者の初任給について調べてみました。エアライン系企業への就職を希望している方は参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
エアライン系企業の現状
新型コロナウイルス感染拡大の影響で飛行機の利用者が激減しましたが、2022年10月に入国制限が緩和されてからは、外国からの旅行者も増え続けています。旅客数の減少で大打撃を受けたエアライン系企業ですが、人の移動が活発になると徐々に回復し、旅客数も大幅に増加しているようです。 国土交通省の「航空輸送統計年報の概要(令和5年度(2023年度)分)」によると、令和5年度の国内定期航空輸送の旅客数は全体で1億481万人となり、前年と比較して15.6%増加したようです。国際線については、旅客数は1766万人で前年と比較して85.7%の増加です。
景気回復で客室乗務員の採用人数はどう変化した?
各エアライン系企業では、航空需要の回復傾向にともない、客室乗務員の採用にも積極的になっているようです。例えば国内の大手航空会社である全日本空輸株式会社(以下ANA)と日本航空株式会社(以下JAL)を例に、客室乗務員の採用人数の推移を見てみましょう。 ANAは、2023年度まで新型コロナウイルスの影響で客室乗務員の採用を中止としていましたが、2024年度入社新卒採用において、グループ34社、約2700人の募集枠で幅広く採用を行い、客室乗務員については430名程度の採用予定数としました。2025年度入社新卒採用の採用人数は330名としています。 JALについては、2023年度は採用予定数を100名程度としました。2024年度は350名程度の採用を行い、2025年度は700名程度の新卒採用およびキャリア採用を発表しています。