原宿の新ランドマークに登場!ペットボトルから生まれたシューズで未来を変えよう!!
「ふたりの女性が歩いてきて近づいたところで、それぞれが自分の足元のペットボトルを拾い上げる、それをリサイクルする。これがブランドのストーリーです。エコを愛するお客さまの手でペットボトルがリサイクルされるようすを、そのままブランド名に表現したのです。VIVAIAは単なる文字、単語ではなく、ひとつのストーリーなんです」(ジェフさん、以下同)
ジェフさんは欧州を訪れたとき、カフェで出されるストローがプラスチック製でないことや、ビニール袋があまりつかわれていないのを見て、自身の世界観が変わったという。 それまで10年以上にわたりファッション産業に携わってきたが、既存のブランドではやっていないようなモノづくりこそが貢献につながるのではないかと思い、ペットボトルをリサイクルしてつくる靴にたどり着いたという。 「女性の靴はスタイリッシュであっても決して快適ではない靴、履き心地のよくない靴が少なくない。逆に快適な靴はスタイリッシュではない傾向がある。なぜ履き心地とデザインを両立させた靴がないのか? それを私がつくろう、と思い立ったのです。私の妻は美しい靴をたくさん持っているけれど、足にいくつもバンドエイドを貼っていますからね(笑)」 リサイクルペットボトルは耐久性が高く、靴をデザインするうえでもっとも扱いやすい素材なのだそうだ。そのほかにもハブファイバーと呼ばれる植物由来の繊維を取り入れるなど、よりパフォーマンスの高いエコフレンドリーな素材を模索し続けている。
ファッション産業は、製造にかかる資源やエネルギー使用量が膨大で、環境負荷が非常に大きい産業として、世界規模で深刻な課題となっている。私たち消費者にできることはなんだろう。 「今後は、エコフレンドリーなブランドや企業が増え、あらたな素材が開発され、思いもよらないものから、思いもよらないプロダクトが生まれるでしょう。リサイクルペットボトルの糸を採用するVIVAIAのような靴が、今後靴業界の新たなスタンダードになるかもしれません。それは、お客さまの支持があってこそ叶うもの。ユーザーの皆さまが、サステナブルな未来を叶える革命のヒーローなんです」 Text:伊藤睦月