【一問一答】大谷の盟友T・ヘルナンデス ド軍残留は「お金は問題ではなかった」ファンの声「大きかった」
ドジャースと3年総額6600万ドル(約104億2800万円)で再契約したテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)が3日(日本時間4日)、本拠ドジャースタジアムで会見に応じた。会見に先立ち、ドジャースから正式に再契約が発表されていた。 【写真あり】大谷翔平の愛犬デコピン 国歌斉唱中に真美子夫人と並ぶ姿に日米ファンが感心 昨季は33本塁打、99打点を放つなどして世界一に貢献。本塁打を打った選手にベンチ前でひまわりの種をぶちまける係でもあり、今季も盟友の大谷に投げつける姿が見られそうだ。 ワールドシリーズ(WS)制覇後の優勝報告会では「(ド軍が)僕の夢をかなえてくれた」と男泣きし「ドジャースが最優先だ」と残留を熱望。年俸総額で折り合わず、交渉は一時難航したものの無事にドジャースへの復帰を果たした。 以下、会見の一問一答から。 ――復帰の理由 「ドジャースは他(のチーム)とは違う。彼らは選手のことだけでなく、選手がフィールドでできることだけでなく、全員のことを考えてくれます。私が他の場所(チーム)では決して得られなかった自信を与えてくれる。彼らは私がこのチームとオーガニゼーションに供給できるものを信頼してくれる。それこそが私が最高の仕事に突き進む原動力となった大きな要因の一つだった」 ――FAの中でプライオリティにしていたものは 「正直に言うが、私はFAになる前からドジャース(との再契約)が最優先だとはっきり伝えていた。復帰のために全力を尽くすつもりだった。お金は問題ではなかった。もう少し待っていたら、他のチームからもっと多くのオファーを受けることもできた。しかし、お金が違いを生み出すわけではない。他のチームから5、600万ドルくらい(より多くのお金を)得られたとしても、そこで決断を迫られるなら、私は再契約を選んでいた。このオーガニゼーションが選手や家族を扱う方法がその理由だ。私にとってはそれが何よりも重要なことだ」 ――昨季ポストシーズンを戦う中で得た団結力は2025年にどれだけ持ち越されるか 「私は自分自身の(気持ちを)話しますが、他の選手たちもきっと同じことを言うだろう。過去のことは過去のことだ。2024年に何をしたかを考えるつもりはない。気持ちを切り替えなければいけない。自分たちに何ができるかわかっている。今年はもっと良いチームになる。これまでも言ってきたように、健康を維持できれば特別なことができる。2025年もそのうちの1つになる」 ――ドジャースファンのサポートは決断に際し大きかったか 「大きかった。いつも心に留めてある。ここに来た最初の日から、ドジャースとそこにいてくれたみんなに感謝している。みんなが私に声援を送ってくれた。私だけでなく、チーム全体のために、昨年のようなシーズンを送るために必要なサポートをしてくれた。そんなサポートがあると、選手は毎日110%の力を発揮しなければならないと思うもの。ファンはすべての試合で最大限の力を選手から引き出してくれる」 ――再契約を疑ったことは 「(懸念は)なかった。さっきも言ったように、復帰したいという気持ちがはっきりしていたし、それがうまくいくように、ドジャースに復帰するために自分の力でできることは何でもするつもりだった」 ――ドジャースで昨季に得た自信をどう保つか 「私は常に自分に自信を持っている。去年、本当に良いシーズンを過ごしたからといって、今年自信がさらに高まるというわけではない。ただ、その日に勝つためにフィールドでやらなければならないことに集中し、前進し、健康を維持し、シーズン中ずっとフィールドに立って、このチームのためにプレーし、ドジャースを勝利に導くための小さなことをやっていくだけだ」