二輪の最高峰“MotoGP”を無料で観戦できる!お得な情報も飛び出した「MotoGP FAN Meets @秋葉原」レポート
2024年10月4日(金)~6日(日)にかけて、モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で実施される「2024 FIM MotoGP(TM) 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL 日本グランプリ」。こちらのチケット発売日に先駆けて、日本グランプリのサマーイベント「MotoGP FAN Meets @秋葉原」がベルサール秋葉原(千代田区外神田)で開催。 【写真を見る】笑顔で手を振る、MotoGPライダー・中上貴晶選手 特別ゲストとして現役MotoGPライダーの中上貴晶選手(LCR Honda)を迎えたトークショーも行われるなど、大盛り上がりとなった同イベントの模様をリポート形式で紹介しよう。 ■秋葉原の真ん中で中上選手の撮影会がスタート!? トークショーの前半は、元MotoGPライダーで日テレジータス解説者の中野真矢さんと、マルチタレントの夜道雪さんとともに「2024年シーズン前半戦ハイライト」を振り返る……といった内容。そのほかにも展示されているバイクの解説や、会場で購入できる商品の紹介などをしていると、急遽、バイクのマフラー音が響き渡り、愛車に乗った中上選手が向かいの大通りに登場。 その姿を写真に収めようと、大勢のファンが中上選手のもとに押し寄せ、撮影タイムがスタート。これには中上選手もたじたじで、笑顔で手を振りつつ、撮影に応じているさまが印象的だった。 そうして中上選手も交えて再開したトークショーの後半では、質問コーナーが大々的に展開。事前に受け付けていた「日本に帰ってきたら絶対に食べるものは?」「仲のいいライダーを教えてください」「パリ五輪で注目している競技はありますか?」といった質問のほか、来場者からもさまざまな質問が投げかけられたが、中上選手は丁寧に応対しつつ、ときには笑い話も交えて客席を沸かした。 さらにイベントの終盤では、ゲームを通して登壇者たちがライディングテクニックを競い合う対戦コーナーも実施。 用意されたのは、リアルなロードレース体験が楽しめるPS5用ソフト「MotoGP 24」で、まずは中野さんと夜道さんが対戦することに。中上選手との対戦を想定し、ガッツリ練習してきたと話す夜道さんだが、いざゲームを開始すると転倒を連発。これにつられたのか、中野さんも転倒するシーンが目立ったものの、ギャラリーは熱い視線を送り続けていた。 一方の中上選手は、予選を勝ち抜いてきた一般参加者代表の男性と対戦することに。相手選手にわずかながらリードを許しながらも、大きなミスはなく、食らいつく走りを見せていた中上選手だったが、終盤にまさかの転倒。そのまま追いつけず、無念の敗北という結果に……。とはいえ、そこは気の持ちようで、「ゲームで転倒した分、実際のレースではミスのないように気を引き締めて走り、優勝を狙います」という中上選手のコメントに会場は盛り上がりを見せた。 ■中上選手が考えるMotoGPの見どころとは? このたびのイベントプロモーションのために、初めて競技用バイクで公道を走ったという中上選手。その際の感想や、中上選手自身が考える“MotoGPの魅力”について、意見を聞かせてもらった。 ――競技用バイクで公道を走ってみていかがでしたか?感想をお聞かせください。 【中上】普段、車でよく通っている道でも、バイクだと見える風景や過ぎ去るスピード、風の感覚が全然違うように感じられて、すごく気持ちよかったです。橋の上は風が強い……といった感じで、場所によって走行感覚がまるで違うのも新鮮な感覚でしたね。 ――会場到着時、大勢のファンに囲まれて大変なことになっていましたが、あのような経験は初めてなのでは? 【中上】そうですね。サーキットではあそこまで至近距離で囲まれることはないので貴重な体験でした(笑)。秋葉原のど真ん中であのようなパフォーマンスができて楽しかったですし、直接見てくださった方はもちろん、写真や動画でご覧になられた方にも、これがきっかけでバイクに興味を持ってもらえたら幸いです。 ――貴重なお話、ありがとうございます。最後に、ロードレース初心者にもオススメできる“MotoGPの見どころ”となるポイントを教えてください。 【中上】ザックリとした説明になりますが、MotoGPとは二輪の最高峰、二輪車の中で最速を争う世界選手権になります。実際にサーキットに来ていただければ、テレビの画面越しでは伝わらないスピード感や、音、におい、肌に触れる風の感覚といった臨場感を存分に体感してもらえるので、こちらの記事を読まれて興味を持ってくださった皆さんには、ぜひモビリティリゾートもてぎに遊びにきていただきたいです。 ちなみに「2024 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL 日本グランプリ」では、一般のチケットのほか、16歳~23歳であれば無料でレースを観戦できる「16-23 ZERO円パス」も用意されている。 事前に申し込みをした16歳~23歳の方限定で「自由観戦エリア」が利用できるといった取り組みなので、現地での観戦に興味があり、なおかつ、こちらの条件にも該当する人は、モビリティリゾートもてぎの公式サイトをチェックしてみよう。 取材・文=ソムタム田井