フライ級タイトルマッチに挑戦する小林愛理奈

　12月15日（日）東京・後楽園ホールで開催される『RISE 184』のカード発表会見が都内で行われた。［RISE QUEEN フライ級（-52kg）タイトルマッチ 3分5R 無制限延長ラウンド］で初防衛戦となる王者テッサ・デ・コム（オランダ/Fightteam Vlaardingen）が、1階級下の現RISE QUEENミニフライ級王者・小林愛理奈（日本/FASCINATE FIGHT TEAM）と対戦することが発表された。 【フォト＆動画】小林の”強烈”なパンチの連打！あまりの威力に相手の顔が歪む瞬間も 　テッサは戦績17勝3敗1分の第2代RISE QUEENフライ級王者でEnfusion フライ級王者。23年5月に当時の王者・小林愛三と対戦し、判定3-0で勝利。王座獲得を果たした。 　前戦となる23年12月の『RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』では1階級上のバンタム級王者・聖愛と対戦。ノンタイトル戦ではあったものの判定3-0で敗北した。 　対する小林は女子離れしたパワーを武器とするフルコンタクト空手出身の実力者で、戦績13勝（4KO）3敗1分の現RISE QUEENミニフライ級王者。 　前戦20日の『RISE 182』ではミニフライ級からフライ級に階級を上げ、ビョン・ボギョンと対戦。強烈なパンチのラッシュを繰り出し、判定3-0で勝利を収めた。 　勝利者マイクで小林は「KOして言いたかったんですけど、次の試合、期待してテッサ選手と試合組んでください」とアピールしたばかり。驚きのスピードで試合が決まったと言えるだろう。 　会見に出席した小林は「昨日の試合のままだと全然ダメなんで。テッサ選手との試合の時には、もっと練習頑張って、もっと仕上げて絶対に2階級制覇するんで。期待していてください」と意気込んだ。 　会見に出席しなかったテッサからはコメントが読み上げられ「小林選手との試合はとても楽しみにしています。初めて私のタイトル防衛となりますので楽しみにしています。私が本物のチャンピオンだと証明するために練習を頑張っています」と2カ月後の初防衛戦に向け、今から仕上げているという。 　小林は昨日の試合を振り返り、課題について聞かれると「試合中でも試合後でも分かってたんで。課題は試合直後に分かっていましたね」 　「練習では絶対倒せるっていう距離でいいパンチを打てていたんですけど、それが試合で出せないって言うことは（体に）染みついていないっていうことなんで。課題は倒せる距離と、試合になったら力んで体が流れちゃってたので、その辺も基礎をしっかりやって体に染み込ませて、倒せるパンチを作っていかないと」と自身の分析を語った。 　相手の強みや警戒すべき点については「外国人の中でもフィジカルが強い選手だと思っているので。どの試合を見ても体で負けていないというか。そういう部分は目に見えて分かる。フィジカルの強さを跳ね返せるようにするのと、右のオーバーハンドだったりコンビネーションが上手い選手なので、その辺にも対応できるように練習しておきたいですね」と相手を評価した。 　小林がこの試合に勝利すればRISE初の同時に2階級のベルトを持つことになる。両者はどのような試合を見せてくれるのか、注目だ。