300万円入った通帳に「240円」の利息が! 今までは「12円程度」でしたが、金利上昇の影響でしょうか? 次はいつ利息が入金されますか?
2024年3月にマイナス金利政策が解除されたことで、預金金利が上昇しています。8月はメガバンク等の利息の支払い月であり、なかにはうれしい気持ちになった人もいるかもしれません。 普通預金は、日常的に使用する銀行口座として利用されていますが、その利息がいつ振り込まれるかについては意外と知られていないようです。本記事では、普通預金の利息が振り込まれる時期と利息に税金がかかる理由、利息の計算方法を解説していきます。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
普通預金の利息が振り込まれるタイミング
銀行にお金を預ける行為は、実質的には預金者が銀行にお金を貸していることになるため、利息を受け取ることができるのです。 一般的な銀行の例として三菱UFJ銀行を見てみると、2月と8月の年2回、普通預金口座に利息が振り込まれます。ただし、利息には税金がかかるため、実際に振り込まれるのは、税金が引かれたあとの金額です。 一部のネット銀行では、必ずしも同じ時期に利息が支払われるわけではありません。例えば、楽天銀行の場合、利息の支払いは3月と9月の年2回です。また、楽天銀行では普通預金の残高が1000円以上の場合に利息が計算されるという規定があります。 このように、銀行によって利息の支払い時期や条件が異なる場合があるので、注意が必要です。自身が預金している銀行の利息に関する詳細については、各銀行のホームページなどで確認することをおすすめします。
普通預金利息の税金について
前記のように、普通預金の利息には税金がかかります。これは、利息が一種の所得として扱われるためです。つまり、預金から得られる利息は、労働による給与や事業による利益と同様に、収入の一形態とみなされるのです。 普通預金利息には、国税である所得税と地方税である住民税が課税されます。 具体的な税率は、20.315%(所得税15.315%+地方税5%)です。所得税率は通常15%ですが、令和19年12月31日まで復興特別所得税が加算されるため、現在は15.315%となっています。