ロッテ・髙部瑛斗、膝の状態は「だいぶ良くなっている」打撃、走塁、守備練習を行う
「(5日の楽天戦以降の)試合には出させてもらう予定なので、だいぶ良くなっていると思います」。 ロッテの髙部瑛斗が3日、ZOZOマリンスタジアムで行われた全体練習に参加した。 髙部は前カードのソフトバンクとの3連戦は3試合連続でベンチ外。チームも1勝2敗と負け越し、打率.301をマークする髙部の不在はかなり痛かった。この日の練習ではウォーミングアップから全体練習に参加し、打撃練習、走塁練習、センターで打球捕と練習メニューをこなした。 走塁では一、二塁間をダッシュしていたが、「違和感なくできています、はい」とのこと。打撃の感覚も「ここ最近だったら良い方だったので、やっとちゃんと感覚も出てきて良くなってきているかなという感じです」と明るい表情。 5日からは本拠地・ZOZOマリンスタジアムで4位・楽天との4連戦。負けられない大事な一戦となる。楽天戦以降は、普段通りプレーできそうな感じなのかと訊くと、「もちろん試合に出るからには、全力でやります!」と力強く意気込んだ。 髙部は22年にリーグトップの44盗塁、リーグ2位の148安打、守っても外野手部門最多得票でゴールデングラブ賞を受賞したが、昨季は故障に泣き一軍出場なし。完全復活を目指す今季は開幕ファームスタートも5月18日に昇格を果たすと、7月には打率.405、30安打、出塁率.457でリーグトップの成績を残すなど、21試合に出場して打率.405、1本塁打、11打点を記録し、7月度のパ・リーグ野手部門の大樹生命月間MVPに輝いた。 ここまで72試合に出場して、打率.301、1本塁打、23打点、10盗塁、得点圏打率.347の成績を残し、打線に欠かせない存在となっている。 取材・文=岩下雄太
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