元世界37位が30歳で現役引退「情熱を感じていない」 昨年から怪我に苦しむ<女子テニス>
30歳のヴァン=ウィットバンクが現役引退
女子テニスで元世界ランク37位のA・ヴァン=ウィットバンク(ベルギー)が19日にSNSを更新し現役引退を表明した。 【アリソン・ヴァン=ウィットバンク 選手詳細情報】 現在世界ランク228位で30歳のヴァン=ウィットバンクはSNSで「この決断を下すのは非常に困難でした。ここ数週間、全力を尽くし、全てのポイントをかけて戦い、世界中を旅するのに必要な情熱を感じていません。簡単な選択ではありませんでした。昨年は重傷から復帰する間、肉体的にも、特に精神的にも、とても苦労しました」とつづり現役生活に幕を下ろすことを明かした。 昨年2月、ヴァン=ウィットバンクは背中の負傷により約8か月間欠場。同年10月に復帰して以降、今年にかけてITF大会で3度優勝しているものの、「WTA250」レベル以上の試合で白星を挙げられず。プロ生活最後の試合は、先月のW75 ヘッヒンゲン(ドイツ/ヘッヒンゲン、クレー、ITF)2回戦となった。 なお、これまでのキャリアを通じて5度のツアー優勝をマーク。2017年のクープ・バンク・ナショナル(カナダ/ケベックシティ、カーペット、WTAインターナショナル)でツアー初優勝を飾ると2018年と2019年のハンガリアン選手権(ハンガリー/ブダペスト、クレー、WTA250)を制し2連覇。さらに2019年のタシケント・オープン(ウズベキスタン/タシケント、ハード、WTA250)、2021年のアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、WTA250)でタイトルを掲げた。
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