SNS上で論争が勃発! アイラインはもうトレンドではないのかもしれない。
アイラインを否定する態度は単なる目立ちたがり精神や話題作りのためなのか?はたまた、自然派志向が一大潮流となった余波としてメイクをすること自体への拒否反応なのだろうか?いずれにせよ、タブーやルール、禁止行為といったものが問い直されるこの時代に、なぜそういった別のルールを作りたがったのかが疑問だ。 一方で、ニキビをさらけ出し、妊娠線を飾り、傷跡を隠さず、体に脂肪がついていることを認めてきた、ミレニアル世代の勇気は賞賛に値する。そうやって解放されたミレニアル世代の女性たちは実にさわやかだった。ではなぜアイラインを敵視するのだろう。アイラインを否定することはメイクの歴史の一部を否定するようなものだ。 ただし、アイライン否定論に対して多くの反論動画がTikTokに上がってきているところを見ると、アイライン好きの人はまだまだ多いよう。毎シーズン、ファッションショーのランウェイではアイラインが偏在する。アイラインはクレオパトラからシンガーのエンジェルまで、時代を超えて受け継がれてきた数少ないメイクの要素のひとつなのだ。だから、アイラインの魅力から目を背けることこそ、ありえないことなのではないだろうか。
text : Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)