SNS上で論争が勃発! アイラインはもうトレンドではないのかもしれない。
SNSによると、いまどきのα(アルファ)世代はアイラインをもう古臭いものだと感じているらしい。だが、実際のところどうなのだろう? 【写真】アイランが特徴的だった往年の女優たち! ベルギー出身のポップシンガー、アンジェルはアイライナーを愛用。シャネルのオートクチュールショーにて。(パリ、2024年6月25日)
振り返れば、アイラインはどの時代でも愛されているアイテムだったはず。オードリー・ヘプバーンもエイミー・ワインハウスも、ブリジット・バルドーもジェーン・バーキンも、みんなアイラインをくっきりと引き、きりっとした目元に仕上げていた。古代エジプトでは男女問わずに競って黒い粉で目元を強調していたほど。シック、ロック、レトロ、タイムレスなどなど、どんなテイストのメイクトレンドにおいても、アイラインは必要不可欠なものだった。
だが、2010年以降に生まれたα世代にアイラインは不人気のようだ。日々、ラインを引くための作業が面倒ということなのか?いずれにせよ、このアイライン不人気説を分析した一部のインフルエンサーはそう考えている。 これはローティーン世代がインスタグラムを使いたがらなかったり、英語を話したがらない理由にも通じると言う。いいねの数が少なかったり、上手くしゃべれないことを恐れているのだそうだ。アイラインだって、ある程度器用でないと上手く引けないし、生まれつき綺麗に引く技術が身についているわけでもない。 12歳から14歳の世代がよく見ているTikTokで語っているところによれば、アイラインは団塊の世代(1947年から1949年頃の第1次ベビーブームに生まれた世代)に流行った過去の遺物で"ありえないもの"とみなしているとのこと。"ありえない"とまで言い切っているのは驚きで、例えば、待ちに待った夏休みに電車が運休になったとなればそれは"ありえない!"と言ってもいいかもしれないけれど、表現の自由やメイクの自由が高らかに語られている時代に、アイライナーを"ありえない"とする感性は腑に落ちない。