〔米株式〕NYダウ続落、228ドル安=ナスダックも安い(17日午前)
【ニューヨーク時事】17日午前のニューヨーク株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を翌日に控えた警戒感から売りが先行し、続落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前9時40分現在、前日終値比228.10ドル安の4万3489.38ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は101.98ポイント安の2万0071.91。 FRBはこの日から2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。市場では、0.25%の利下げが決定されるとほぼ織り込み済み。投資家らは今後の金融政策の方向性を見極めようと、パウエルFRB議長などの会見内容を注視しており、この日は売りが出やすい地合いとなっている。 また、米商務省がこの日朝発表した11月の小売売上高は前月比0.7%増と、市場予想(0.5%増)を上回ったほか、前月は0.5%増に上方修正された。個人消費の底堅さが示され、相場を圧迫している。 個別銘柄では、エヌビディアやセールスフォースなどハイテク関連株は下落。一方で、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)が一段と上値を追う展開となる中、コインベース・グローバルやマラソン・デジタル・ホールディングスなどに買いが入っている。