イスラエル、UNRWA解体要求 ネタニヤフ首相「役割終えた」
【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は1月31日、東欧など8カ国の国連大使らとエルサレムで会談、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)について「役割が終わったと認識する時が来た」と述べて解体を求めた。UNRWAスタッフがイスラム組織ハマスのイスラエル奇襲に関与した疑惑が浮上して以降、イスラエルは非難を続けている。 歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった 基礎から解説
ネタニヤフ氏はパレスチナ自治区ガザに関し「われわれの予定通りに問題が解決すれば他の機関がUNRWAに代わるべきだ」と語った。国連のグテレス事務総長は31日、ニューヨークの国連本部の会議で「UNRWAはガザの人道支援の屋台骨だ」と述べ、活動継続を訴えた。