「1番打者・大谷翔平」の特大ホームラン、打点だけでない“3つの魅力”…ただベッツ骨折ドジャースには「オオタニ後の打順どうする問題」が
大谷はこれまで「1番打者」でどんな伝説を?
この大活躍で「1番DH大谷」は、ロバーツ監督の「お気に入りのオーダー」になるのだろう。 打者・大谷は、少ないながらも1番を打った経験がある。 以下、NPBとMLBにおける「打順別の大谷の打撃成績」を見ていこう。なお成績はスタメン出場時のみ。 〈NPB〉 1番:3試9打1安1本1点0盗 率.111/OPS.829 2番:1試3打1安0本0点0盗 率.333/OPS1.167 3番:130試496打146安25本88点6盗 率.294/OPS.899 4番:9試37打13安0本3点0盗 率.351/OPS.790 5番:86試303打90安15本43点5盗 率.297/OPS.895 6番:14試53打11安2本8点0盗 率.208/OPS.577 7番:21試64打12安1本8点1盗 率.188/OPS.561 8番:6試17打6安0本2点0盗 率.353/OPS.882 NPB時代の大谷は403試合に出場しているが、代打など途中出場も多く、スタメン出場は270試合にとどまる。 このうち、130試合で3番、86試合で5番を打っている。4番は中田翔やブランドン・レアードなどが打つことが多く、大谷はその前後を打つ打者だった。4番は2017年に9試合座っただけだ。
2016年には“漫画みたいな”プレーボール弾
1番は、2013年に1試合、2016年に2試合だけ。しかし2016年7月3日のヤフオクドームのソフトバンク戦は「1番投手」でスタメン出場して、先頭打者としてソフトバンクの右腕・中田賢一の初球を右中間に本塁打している。なお投手としても8回を投げ、5安打無失点10奪三振で8勝目をマーク。まるで漫画のような信じられない離れ業を演じた。 ただ「1番大谷」の本塁打、安打もこの1本だけ。打率は.111だが、4四球を選んでいるのでOPSは.829になっている。 日本時代の大谷は打者として、存分に能力を発揮したとは言い難い。そもそも「二刀流」は本当に可能なのか、大谷自身も周囲も模索しながらの日々だったのだから。打者・大谷は、MLBに移籍してから真価を発揮し始めるのだ。 〈MLB〉※スタメン出場のみ。2024年6月18日終了時点 1番:64試242打67安15本37点11盗 率.277/OPS.914 2番:309試1158打332安95本206点52盗 率.287/OPS1.005 3番:247試967打262安58本168点25盗 率.271/OPS.854 4番:35試132打37安8本29点6盗 率.280/OPS.883 5番:45試157打39安8本26点6盗 率.248/OPS.862 6番:12試45打10安2本3点1盗 率.222/OPS.649 7番:1試4打2安0本0点0盗 率.500/OPS1.350 8番:6試25打9安3本11点0盗 率.360/OPS1.229
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