都大路で集大成の『双子リレー』…愛知・豊川、2区と3区に秋竹凛音&奏音姉妹、卒業後は別々の道を歩む予定【全国高校駅伝】
全国高校駅伝(22日、たけびしスタジアム京都発着の男子7区間、42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)の開会式が21日、京都市内で行われた。3年連続15度目の出場となる女子の豊川(愛知)は主将の秋竹凛音(3年)、奏音(3年)の双子の姉妹を軸に、8位入賞を目指す。 都大路で双子のリレーが実現する。豊川は2区(4・0975キロ)に秋竹姉妹の姉の凛音がエントリー。続く3区(3キロ)に妹の奏音が入った。凛音が「自分がいい流れをつくる。1桁の区間順位で持ってきたい」と意気込めば、奏音も「(姉とのリレーは)心強い。1秒でも早くたすきを渡す」と呼応した。 姉妹が共に歩んだ6年間の集大成だ。2人は岡崎・矢作北中で陸上を始めた。「他の部活より早く終わると聞いて」(凛音)と入部の動機はやや不純だったが、次第に競技にのめり込んだ。 高校はそろって豊川に進み、練習に打ち込んだ。エース格として引っ張る凛音に対し、奏音は相次ぐ故障に苦しんだ。最後の都大路で、ようやく全国では初のそろい踏みがかなう。 臼井康善監督(48)は「粘り強くつないで、8位を狙いたい」と語る。秋竹姉妹は卒業後は別々の道を歩む予定。最初で最後の姉妹リレーで流れをつかみ、昨年の23位から一気の浮上をもくろむ。
中日スポーツ