日本で一番「温泉の湧出量」が多い都道府県はどこ? 正解したのは全体の約6割だった
日本は2800を超える温泉地を有する温泉大国です。 それでは、日本で一番「温泉の湧出量」が多い都道府県はどこかご存知でしょうか。今回、アンケートで尋ねたところ、回答者全体の約6割が正解しました。 ◆【写真2枚】都道府県別温泉の湧出量ランキングTOP10を見る 記事後半では、日本で一番「温泉の湧出量」が多い都道府県の経済面を紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本で一番「温泉の湧出量」が多い都道府県はどこ?
LIMO編集部が全国の10歳代~60歳代の男女100名を対象に、「北海道」「青森県」「大分県」「鹿児島県」の4択のうち、「日本で一番『温泉の湧出量』が多い都道府県はどこでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の62%が大分県と回答。 次に多かったのが同率16%の北海道と鹿児島県。そして6%の青森県という順番になりました。 湧出量とは、1分間に採取できる湯量のこと。自然に湧き出る量だけでなく、掘削した量やポンプなどで汲み上げた量のすべてを合計した値です。 ちなみに各県にある温泉地の数は、多い順で以下の通りです(環境省「令和4年度温泉利用状況」)。 ・北海道 230 ・青森県 125 ・鹿児島県 87 ・大分県 63
4つの都道府県の「温泉の湧出量」を比較すると…
環境省が公表している「令和4年度温泉利用状況」によると、日本で一番「温泉の湧出量」が多い都道府県は、大分県です。気になる湧出量は、29万5708リットル/分となっています。 別府温泉、湯布院温泉などで知られる大分県は、県内に18ある市町村のうち16市町村で温泉が湧出しており、源泉総数も5090と全国1位。とくに別府温泉がある別府市や湯布院温泉が有名な由布市などで源泉数が多くなっています。 大分県に次いで二番目に湧出量が多いのは、北海道の19万6262リットル/分。北海道は温泉地数では全国47都道府県で1位。三番目は指宿温泉や霧島温泉が有名な鹿児島県の17万5145リットル/分、四番目は青森県の13万8559リットル/分でした。 ちなみに、全国には2879もの温泉地があり、全国の湧出量の合計は251万5272リットル/分。 日本では1日で36億リットル以上もの温泉が湧いているのです。