ローラースポーツ施設 静岡市、西ケ谷運動場に移転整備へ 東静岡駅北口アリーナ計画
静岡市は9日までに、アリーナ整備検討に伴って2025年9月末で閉鎖予定のJR東静岡駅北口市有地内のローラースポーツ施設「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」の代替施設について、葵区の市西ケ谷総合運動場内に整備する方針を固めた。25年度一般会計当初予算案に整備費約1億5千万円を盛り込む方向で調整している。関係者への取材で分かった。 同運動場の陸上競技場とテニスコートの間の第2駐車場約2千平方メートルをコンクリート舗装し、障害物や斜面などの「セクション」を初級者から上級者向けに設置する。現在の施設は有料だが、代替施設は駐車場利用を含めて無料とし、幅広い世代が市民スポーツとして楽しめるようにする。管理は運動場指定管理者の市スポーツ協会が担う。 ローラースポーツ施設は東静岡駅北口市有地の恒久的な利活用方針が決まるまでの暫定施設として17年に開設された。20年東京五輪(21年開催)の正式種目にスケートボードやBMXが採用されたことから利用者数が増えている。 静岡市は北口市有地でのアリーナ整備を目指し今年10月から遺跡発掘調査を進める中、西ケ谷運動場以外の6カ所を移転候補地として検討したが、いずれも整備に向けた条件が整わなかった。12月23日にローラースポーツ施設利用者向けの説明会を行い、理解を得る考え。
静岡新聞社