【東スポ杯2歳S】クロワデュノールは半馬身先着 斉藤崇調教師「良くなってきているところかなという感じ」
クロワデュノールは北村友騎手を背に栗東CWコースで併せ馬。道中はフェンダー(2勝)を前に置く形で折り合いをつけてゆったりと運び、馬なりのままラスト1ハロン11秒3(6ハロン85秒5)でスッと加速して半馬身先着した。 斉藤崇調教師は「良くなってきているところかなという感じ。新馬の前の方がもっと迫力があったし、この馬のポテンシャルからすれば、もっと動けていいので」とやや慎重だが、高いレベルを求めているからこそのジャッジでもある。 今回と同じ舞台の新馬戦は2番手からメンバー最速となる上がり3ハロン33秒8の鋭い末脚を発揮し、良血馬アルレッキーノを2馬身半退けた。1分46秒7の走破時計、勝ちっぷりともに文句なし。「体は大きくなっていますが、太め感はありません。あとはポテンシャルでどこまでカバーできるか」と素質に期待する。近年の勝ち馬にコントレイルやイクイノックスなど多くの活躍馬が並ぶ出世レースで、タイトル奪取を狙う。(斉藤弘樹)