松山英樹〝世界新記録〟で開幕戦V!賞金5億6000万円 日本勢初「世界1位」に照準
米男子ゴルフの今季ツアー開幕戦「ザ・セントリー」最終日(5日=日本時間6日、ハワイ州カパルアのプランテーションC=パー73)、単独首位から出た松山英樹(32=LEXUS)は1イーグル、7バーディー、1ボギーと65で回り通算35アンダーで今季初優勝を果たした。ツアー通算11勝目。賞金360万ドル(約5億6000万円)を手にした。 松山は3番パー4でイーグルを奪うと、この日もバーディーラッシュ。前半に4つ伸ばすと、後半も11番パー3、12番パー4で連続バーディー。16番パー4でもスコアを伸ばし、最終18番パー5でもバーディーを奪取した。 好調の要因は新たに投入したパターにある。もともと「世界一」と言われるショットを武器にしてきた松山はヘッド中央にシャフトが取り付けられたパターでグリーン上のプレーが大幅に向上した。パターを変更した理由について「他の人が使っているのを見て、これは良さそうだと思った」と話していたように、精度アップで躍進した。 通算35アンダーは22年の今大会でキャメロン・スミス(オーストラリア)がマークした72ホールのツアー記録34アンダーを更新。今回の優勝でツアー通算11勝目。昨年8月の「フェデックス・セントジュード選手権」でツアー10勝目をマークし、アジア勢の最多優勝記録を更新しているが、さらなる記録更新は間違いない。 ラウンド後、松山は「オフにリフレッシュできて、またここからスタートするという気持ちでできたのがよかったのかな」とし、記録については「最後のパットが入るか、入らないかでそういう感じはしていたので、記録が出せてうれしいです」とコメントした。 今季開幕戦は昨季のツアー優勝者とポイントランキング50位以内の選手しか出られない大会で優勝賞金は360万ドルと高額。昨季に1125万7969ドル(約17億7000万円)を稼ぎ、賞金ランキングで3位となったが、今季は初の世界1位や賞金王なども狙えるはずだ。
東スポWEB