「ああはなりたくない…」若手社員が絶望するダメ管理職の3つの特徴
(5)セルフブランディングができる セルフブランディングの第一歩は、自分が部下からどのように見られているかを知ることだ。 上司がいつもヨレヨレのスーツを着て、かかとの擦り減った靴を履いていたら、部下は「ああはなりたくない」、そして「こんな会社に未来はない」と思うだろう。そして、そのような管理職しかいない企業に就職を希望する就活生も少ないに違いない。 実際、人間が得ている情報の約8割は「非言語」情報、特に視覚であることがわかっている。だからこそ、普段の何気ない行動が部下の目にどう映っているかを意識することは、管理職にとって極めて重要なのである。 ● 管理職にとって一番大事なこと そして、それ以上に大切なのが、「働く姿勢」をどう見せるかである。部下に、生き生きと楽しそうに仕事をしている姿を見せるのか、しんどいな、大変だなと思いながら仕事をしている姿を見せるのか……。 たとえば、プロ野球の選手を思い浮かべてみると、彼らが試合中に怠惰な姿や辛そうな表情を見せることは、まずない。練習は半端でなく厳しいはずだが、試合ではいいプレーを見せることだけに専念している。そういうプロの姿を見て、子どもたちは憧れを持ち、自分も野球をやってみたいと思うのだ。 管理職はそのように、部下から憧れられる存在になるためのセルフブランディングをしなければならないし、経営者はそれができる管理職の「見せ場」をつくってやることも忘れてはならないだろう。
関野吉記