「ああはなりたくない…」若手社員が絶望するダメ管理職の3つの特徴
経営者から新入社員まで、「一気通貫」で浸透することによって、その企業は初めてインナー・ブランドを持つことになる。インナー・ブランドは会社のあらゆる事業に統一性をもたらし、結果として対外的な企業イメージ(アウター・ブランド)も明確になる。 インナー・ブランドにブレがないことは、その企業の内も外も強くし、魅力的なものにする。その鍵となるのが、管理職なのだ。 (2)会社の経営方針を伝えることができる 大切なのは社長や役員が経営方針を発表したり口にしたりしたときに、「社長は会社をどのような方向に向かわせようと思っているのか」「それが自分たちの部署にどう関係してくるのか」を部下に丁寧に噛み砕いて説明できることだ。それには、何より、管理職自身が経営方針を十分に理解していることが前提になる。 管理職の説明によって会社の全体感がわかると、新入社員は大きく成長する。それは離職率の低下にもつながるのである。 (3)マネジメントができる マネジメントという言葉をブレークダウンすると、部下の育成、教育、業務管理などになる。ただ仕事を振るだけではなく、仕事を通して部下を良い方向に導くことができてこそ、初めてマネジメントができるといえ、一人前の管理職と呼ぶことができるだろう。 (4)部下のキャリアをともに考えることができる 人材会社や転職エージェントは、クライアント企業の「外(そと)」にキャリアを形成させようとする。しかし、優れた管理職は自社の「中(なか)」でキャリアを形成させる。部下が活躍できる舞台やポジションを用意することで、やりがいを感じ、キャリアアップしていきたいと思えるような環境をつくるのである。 「適材適所」は、管理職にとってとても重要な言葉だと思う。ある部下にとって、自分の部署よりも他の部署の方が「適所」だと思ったら、人事に話して異動を促すというのも管理職の重要な仕事である。 管理職は、自身のキャリアだけでなく、部下のキャリアをも考えていくことができるようにならなければならない。