ネットいじめ体験を新作に…美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』開発背景を告白。デモ版は75%完成済
Nozori Games のOrizori氏は、自身が受けたネットいじめの体験を元に、美少女ストリーマーADV『I Hate My Waifu Streamer』を開発中です。 【画像全8枚】
好きなキャラがゲイでメインキャラとペアではない…過去作の描写を巡って一部ファンからネットいじめへ
『I Hate My Waifu Streamer』とは、美少女配信者のサブスクライバーとしてプレイするゲームです。本作はSteam全体レビューで□非常に好評□なアドベンチャー『Guilty Parade』を手掛けたOrizori氏の新作ですが、開発の背景には同氏が受けたネットいじめの体験が活かされているそうです。
Orizori氏によると、2023年に過去作(状況から前述の『Guilty Parade』と考えられる)の新エピソードをリリースしたところ、「好きなキャラクターがゲイでは無かった」との理由から□ゲイのペアリングが好きな女子ファン(yaoi fangirls)□の怒りを買ったといいます。リリースの数カ月前からSNSアカウントにて、□とあるキャラをゲイにして、メインキャラとペアにする□よう要求されていたそうですが、同氏は元々のストーリーを維持することにしたそうです。
しかしその結果、上記のファンたちからSNSで否定的なコメントを連投されたり、不快なミームで攻撃されたり、18禁コンテンツを添えた同氏の死を望むメッセージを送られたりしてしまいました。ほかにも、メインキャラを気遣う女性キャラまで批判され、Google Playでの評価を下げられたり(iOS版『Guilty Parade』でも同様の状況を確認)、TikTokを使って他のファン界隈からハラスメントに参加するよう人を集められたり…といった被害も報告。
そして1年経った後、「誰しもが□自分が嫌われ者として紹介されるビデオが何十万回も再生された□と主張できるわけではのだから」というOrizori氏は、このユニークな経験を活かして新しいプロジェクトを立ち上げたいと思ったそうです。
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