ソン・フンミンはリバプールならゴール量産、逆にサラーをトッテナムに入れても――ポステコグルー監督が非常に興味深い発言
「常に文脈を考慮しなければならない」
「今日のサッカー界でNo.1」と言えるほど圧倒的な活躍を見せているのが、モハメド・サラーだ。リバプールの絶対エースは、世界最高峰のプレミアリーグでゴールとアシストを量産し、32歳にして眩い輝きを放っている。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショット ただそれは決して、自分1人だけの力ではない。プレミアリーグとチャンピオンズリーグで首位に立つ、リバプールの好調さがあってのことだ。 それはトッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督も十分理解している。英公共放送『BBC』によれば、横浜F・マリノスの元指揮官は、1月8日に行なわれるリーグカップ準決勝の第1戦で、リバプールと相まみえる前に、こんな興味深い発言をしている。 「モウはワールドクラスの選手だが、今の私たちのチームに入れても、我々が置かれている立場を考えれば、同じレベルのパフォーマンスができるかどうかは分からない。彼の攻撃的なプレーには誰が必要なのか?好調でチャンスを作り、優勢でプレーし、まとまりのある守備の基盤がしっかりしているチームが必要だ。(私たちには)そのどれもがない」 ポステコグルー体制2年目のトッテナムは、苦戦を強いられており、プレミアリーグ12位に低迷。その状況をやや自虐的に伝えたオーストラリア人指揮官はさらに、2021-22シーズンに同い年のサラーと共にプレミア得点王となった、自軍の主将にしてエースを引き合いに出し、次のように語った。 「常に文脈を考慮しなければならない。モウは絶好調の素晴らしいチームでプレーしている。もしソン・フンミンをリバプールのチームに入れたら、彼のゴールリターンはそれなりになると思う。我々の選手たちは今、ベストの状態になろうと物凄く努力している。私たちがそうなった時、ゴールを決める能力という点で、ソニーの復活が見られると思うし、本当に効果的な存在になるだろう。その能力自体は全く衰えていないと思う」 トッテナムが浮上していくためには、ここまでリーグ戦5ゴールに留まる韓国代表FWの得点数増加が不可欠だ。そしてそのためには、チーム全員で支える必要がある。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部