【ガチンコ勝負】「日産 Z ニスモ」対「アキュラ インテグラ タイプS」 復活した「インテグラ」を日産Zが迎え撃つ!
これ以上何を望む?でも、もっと欲しい。「スポーツ+」モードにオン、ギアボックスはマニュアル。すると突然、「Z」はまったく別のクルマになった。ツインターボV6はアイドリングスピードのわずか上方で、右足裏に食い込み、引き離し、回転を上げ、うなり声を上げ、オーケストラのような演奏を奏で、スロットルをわずかに動かしただけでも、ほとんど高揚したようにパンツをはく。 しかし、欧州のライバルたちに比べると、トップとボトムはそれほど活発ではない。また、スピードに乗ったコーナリングでは食いつきが悪い。ダンロップは十分に粘らないし、ステアリングは緩すぎるし、ロックはいつも役に立つとは限らない。全体として、その名前とルックスに比べると、あまりにも文化的すぎる。
結論
この2台のクルマは、あの「ワイルド・スピード」を思い出させてくれる。まさに、ドイツで失われつつあるものだ。2台とも、アメリカ人が言うように「素晴らしい」クルマだ。アメリカでは注目さえ集めている。しかし、ドライビングダイナミクスの面では、ルックスに見合うものではない。「Zニスモ」は「BMW M2」や「ポルシェ ケイマン」には太刀打ちできないし、アキュラはハードコアな「シビック タイプR」には遠く及ばない。
Guido Naumann