【ガチンコ勝負】「日産 Z ニスモ」対「アキュラ インテグラ タイプS」 復活した「インテグラ」を日産Zが迎え撃つ!
視覚的には?標準の「Z」と比べると、フロントエプロンが変更され、長方形の冷却口が台形になり、昔の「フェアレディ240ZG」のようにさらに前方に伸びている。さらに、「GT-R」にインスパイアされた控えめな3分割リアスポイラーとリアスカートも採用されている。シャシーは?スタビライザーを変更し、ダンパーをチューニングし、スプリングを硬くした。そして「Z ニスモ」には「スポーツ+」モードがある。どういう意味って?シフトタイムが速くなる!
まずはインテグラから。乗り込んですぐに、私が慣れ親しんでいる「シビック タイプR」より少し柔らかいことに気づく。スポーツシートではないが、座り心地のいいソファ席。ギアノブも素晴らしい。最初の数マイルで大笑い。ギアスティックは極めて短い距離で切り裂くことができ、高精度のガイダンスと極めて緩いディテント、エンジンはこの国の「OPFシビック」よりも回転限界で少し存在感のある唸りを上げる。
よりスポーティな日産 Z ニスモ
しかし、コーナリング中は、シャシーがレーストラック用というより日常使用向けに設計されていることが感じられる。ヘアピンカーブを2速で抜け出そうとすると、フロントホイールが擦れ、ステアリングが乱暴に引っ張られることもある。「シビック タイプR」と同じミシュラン265タイヤを履いているにもかかわらず、だ。しかし、遅くとも3速までには、インテグラはパワーをコントロール下に戻す。全体的に、演出は少し風変わりな印象だ。ソフトエッジな「シビック タイプR」だ。一方では、ドライビングエクスペリエンスに乾杯するのに良い仕事をする。 「日産 Z ニスモ」がもっといい仕事をするかどうか見てみよう。そして、クーペに乗り込むとすぐに、よりスポーティなフィーリングがある。ローポジションのレカロ製バケットはぴったりフィットし、ステアリングホイールとシフトパドルは握りやすく、6気筒エンジンを始動させると、鳥肌が立つような感覚さえ覚える。コンフォートモードでスタートし、しばらくクルージング。ラジオから流れるカントリーミュージックを聞きながら、オートマチックシフトは驚くほどリラックスしている。