「徹子の部屋」に出演した太川陽介さん＝テレビ朝日提供

　俳優の太川陽介さんが、10月30日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系）に出演。妻・藤吉久美子さんとの2人暮らしや、この春から社会人になった一人息子とのエピソードを語った。 【写真特集】デビュー48年、65歳になった太川陽介　チェックジャケットで「徹子の部屋」に

　子どもが生まれてからは、夫婦で東京を離れる仕事がかぶらないようにし、息子の面倒を見ていた。そんな息子は今年、社会人に。「就職が決まって『うちから通えばいいじゃない』って言ったら、（息子は）『パパ、社会人になったら家を出て自立しなさい、って言ってたよ。だからそのつもりだけど、って言われて。なんであんなことを言っちゃったんだろう」と話した。

　息子は学生時代、野球部に所属し、寮に入っていた。「当時、年に3、4回しか帰ってこなかった。今の方がわりと頻繁に帰ってきてくれますね。1人暮らしをしていますけど、帰ってきてくれるのを楽しみにしています」と親心をのぞかせた。

　息子が入寮してからは、妻の藤吉さんと2人暮らしになった。「ご飯を食べていても何にもしゃべることがなく、シーンとしていた（笑い）。なんでこんなに会話がないんだろう？と思ったら、いつも息子のことばかりしゃべっていたんですね。息子がいなくなったらしゃべる話題がなくなって、今ではその静けさに慣れた。今は違う夫婦の話題ができるようになったので、前よりはシーンとなってはいないですけどね」と明かした。

　また、旅行をしている老夫婦カップルを見ると「よく会話があるな」と驚くという。「何しゃべっているんだろう？って不思議になるんですけど、すばらしいですよね。そういうのを見るとすてきだなって。いつ我々もあんなふうになれるだろう……？」と語った。

　黒柳さんが「そうなるのに皆さん時間かかってるんじゃない。時間がたてばなんだかんだと話すことが出てくる」と伝えると、太川さんは「じゃあ、それを待ちます」と笑顔を見せた。