フーシ派の拠点を波状攻撃 イスラエル軍機サヌアを空爆
サヌア、イエメン、12月20日 (AP) ― イスラエルは12月19日、アラビア半島南端イエメンの親イラン反政府武装集団フーシ派拠点を空爆、ヒズヤズ発電所などのインフラ施設を爆撃した。この数時間前に、フーシ派はイスラエル中部にミサイルを発射している。 紅海回廊へのフーシ派の攻撃は、世界の海運に大きな影響を与えているが、今回攻撃はフーシ派との紛争をさらにエスカレートさせる危険性がある。 イスラエル軍は19日未明から、14機の戦闘機を投入して計画された作戦で、2度の波状攻撃を実施。第一波は、主要港のフダイダとサリフ港、紅海のラスイサ石油ターミナルを標的とした。この空爆で9人が死亡、多数が負傷した。 さらに第二波の攻撃で、首都サヌアにあるフーシ派のエネルギーインフラを破壊した。 イエメンに対する2波の攻撃は、数カ月にわたるフーシ派の攻撃に対する計画的な報復であり、イエメンから発射されたミサイルは、イスラエル領内に侵入する前に空軍が迎撃した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)