「まさかの犯人」は水の中に...水槽の前で泣き叫ぶ赤ちゃん、その前を悠々と泳ぐ「おしゃぶりフィッシュ」の姿が話題に
スウェーデンで撮影されたのはおしゃぶりをくわえた魚が水槽の中を我が物顔で泳ぐ姿。赤ちゃんはパニック、周囲の大人たちは大爆笑
赤ちゃんがおしゃぶりをなくして泣き始めた時のパニック状態は、親なら誰でも知っているはず。しかし、ある若い母親の経験は想像を超えていた。 【動画】「まさかの犯人」は水の中に...泣き叫ぶ赤ちゃんの前で悠々と泳ぐ「おしゃぶりフィッシュ」の姿 スウェーデンに住むヨセフィン(24)と息子のルーヴェ(3)がシェレフテハム(Skelleftehamn)の親類を訪れた時のこと。脚光を浴びたのは、ルーヴェがおしゃぶりをなくしてしまった騒ぎだった。それも1匹の魚のせいで。 「息子が水槽を指さして泣いていて、私たちは最初、何が起きたのか分からなかった」。本誌の取材に応じたヨセフィンはそう話す。ルーヴェがおもちゃの車を水の中に落としたのかもしれないと思ったところで「その魚とおしゃぶりが目に入った」 ヨセフィンがTikTokに12月12日投稿した@josefinex0の動画の中で、ルーヴェは泣きながら水槽に手を伸ばしている。画面を拡大すると、おしゃぶりを口にくわえた大きな魚が映った。 「ノー!」と泣き叫ぶルーヴェをよそに、まるで使い方を知っているかのようにおしゃぶりを吸う魚。その場にいた大人たちから思わず笑い声が上がった。 「すぐにスマホを手に取った。だって滅多に見られないことだから」とヨセフィンは言う。 思いがけないこの動画はTikTokユーザーを沸かせ、再生数はほぼ600万、「いいね」は50万に達している。 寄せられたコメントには「魚にからかわれているね」という冗談や「これで魚が落ち着いた」という声も。 自分の幼かった頃の経験を振り返って「鳥が急降下して私のを奪って行った。絶対忘れない」「弟もやられたことがある。相手はカモメでジャージーの海岸だった」というユーザーもいる。
結局魚とおしゃぶりはどうなった?
医師が監修する子育て情報のウェブサイト「What to Expect」の記事によると、おしゃぶりは、特にまだ指しゃぶりを覚えていない赤ちゃんを落ち着かせる効果があり、ひとりで眠る助けになる。 ただしおしゃぶりが離せなくなる乳児や幼児も多く、卒業させるのが難しいこともある。 ヨセフィンの動画について魚を心配する声もあった。しかしヨセフィンによると、魚は元気ですぐにおしゃぶりを口から離したという。動画の最後の数秒には、おしゃぶりを吐き出す魚の姿が映っている。 問題のおしゃぶりは、魚に食い破られたこともあって使えなくなった。ただ、これ以外にもおしゃぶりを持っていたことから、すぐに全部忘れてしまったという。 これほどの反響は「ウソみたい」とヨセフィンは言い、500万回以上も再生されるとは思ってもみなかったと打ち明ける。それでも今回の動画は「とにかく面白かった」と振り返った。 (翻訳:鈴木聖子)
レイチェル・オコナー