西条の名水でつくる“黒ビール”&道の駅が仕掛ける“サワーエール”!愛媛のクラフトビール最前線
南海放送
全国的にクラフトビールがブームになっていますが、実は愛媛でも地元ならではの素材を使った個性派が続々と生まれています。愛媛のクラフトビール最前線です!
今年でオープンから9年。全国各地のクラフトビールが楽しめる松山市の「BOKKE」。 BOKKE 澤村和高さん: 「店をオープンした時は(クラフトビール醸造所は)県内に2つだけだったけど、県内でも10を超えるくらい。どんどん身近になってきてると思います」 常連客: 「ブリュワリーさん(醸造所)のこだわりが出てくるところが面白い。どこのを飲もうかすごく悩まされるといううれしい悲鳴がある」 この日は県内4つの醸造所の8種類のクラフトビールが揃っていました。 澤村さん: 「間違いなく愛媛のビールは盛り上がっていると思います」
◇ ◇ ◇
水にこだわり!立ち飲みもできるクラフトビール醸造所へ
その盛り上がりを体感しようとまずは名水「うちぬき」の里、西条市へ。 水口気象予報士: 「暑くなってくるとビール指数も上がりますよね。西条市に去年の秋にオープンしたクラフトビールのお店です」
立ち飲みスタイルの店ですが、カウンターの先にビール工場が!愛媛で一番新しいクラフトビールの醸造所「グランドタップブルワリー」です。 山根大樹さん: 「ここで製造したものをこっちで提供している。工場から一番近い距離の…」 水口気象予報士: 「出来立てをいただける」 山根さん: 「そうですね」 常時、6種類~8種類の生ビールを楽しめますが、仕込みに使っているのはもちろん!名水「うちぬき」です。
この日、新作ビール2種類がラインナップに加わりました。中でも、こちらの黒ビールちょっと意外なものが原料に使われているんです。
答えの前に…西条出身のビール醸造士・山根大樹さんに工場を案内してもらいました。 山根さん: 「こっち側のタンクが仕込み窯といって、ビールの素を作る窯とかタンクになります」 そのビールの素を、タンクで1か月から2か月発酵させるとビールができあがります。 山根さん: 「今のところ毎月2、3種類新商品を出していってるんですけど、西条といえば水だと思うんできれいな湧き水使って、水の良さを感じられるビール作りは意識してやっています」