記録より記憶に残る珍プレー・好プレー【データで振り返る23年】
・史上初の27ホール短縮&セカンドカット ヨネックスレディスは初日が悪天候で中止になると、2日目も濃霧のためサスペンデッドとなり、最終日に1Rの残りを消化し、セカンドカットの後に決勝を同一の9ホールで戦うという、3日間競技が成立する最少ホール数「27ホール」の短縮競技に変更された。セカンドカットと27ホール短縮が同時に行われるのは女子ツアー初となったが、川岸史果がプレーオフで佐久間朱莉を下し6年ぶりの優勝を果たした。
・スタート時間を間違えて失格/松村道央 日本オープン初日。スタート時間になっても松村道央がティーイングエリアに現れない。実は初日のスタート時間は8時5分だったのに対し、2日目は12時20分だったため、初日と2日目のスタート時間を勘違い。5分未満の遅刻であれば2罰打のみで済んだが、間に合わずに失格処分に。予選会を突破してつかんだ本選出場だったが、うっかりミスでチャンスをふいにした。
・人気YouTuberの資格で推薦出場/堀川未来夢 フォロワー数約34万人を誇るYouTuberとしての顔を持つ堀川がZOZOチャンピオンシップに主催者推薦枠で出場。同大会では初年度に香妻陣一朗がYouTubeでゴルフの魅力を発信したことが評価されて出場したが、推薦理由に「人気YouTuber」と明記されたのは初。堀川は初日を5アンダーの2位タイで終えたが、それ以降はスコアを伸ばせず。31位タイで大会を終えた。
・競技終了5日後に失格/ジュビック・パグンサン マイナビABCチャンピオンシップを8位タイで終えたジュビック・パグンサン。約340万円を手に入れたが、3日後に「提出したスコアが間違っていた可能性がある」と本人から申し出。JGTOが精査した結果、最終日の18番が1打少ない過少申告に当たると失格処分になり、成績や賞金配分、部門別データなどが修正された。競技終了後の失格処分は、男子ツアー史上初。
・パー4でホールインワン/ビクトール・ホブラン ライダーカップの練習日、5番・305ヤード・パー4でホブランが放ったティーショットはグリーン手前に落ちるとそのまま転がってカップに吸い込まれた。練習ラウンドなので正式な記録とはならないが、PGAツアーでもパー4でホールインワンが出たのは過去一度だけ。このスーパーショットを目撃したギャラリーたちは、本戦にも勝る大歓声を上げていた
週刊ゴルフダイジェスト
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