“スーパールーキー”山岡聖怜のデビュー戦を務めるMIRAIに直撃インタビュー「全てを受け止めてやる、かかって来い!」
「レスリングとプロレスは似ているようで、全く違うものです」
女子プロレス団体マリーゴールド期待の新人、山岡聖怜のデビュー戦の相手がMIRAIに決定した。 【動画】山岡聖怜のデビュー戦を務めるMIRAIからのメッセージ! 10日に行われた山岡聖怜の公開練習は、ビクトリア弓月とMIRAIを相手に基礎トレーニングとスパーリング形式で行われた。アマレス仕込みの技術を存分に発揮し、弓月とのスパーでは互角の攻防を見せた。 しかし、MIRAIにはアームロックや腕固めといった技を極められる場面が目立ち、課題も露呈した。 この結果に納得がいかない山岡は、練習を見守っていたロッシー小川代表に「デビュー戦の相手をMIRAIさんにさせてもらえませんか」と直訴。さらに、MIRAI本人に向かって「お願いします」と懇願した。 この熱意を前に、MIRAIは一瞬考え込む様子を見せながらも、「本当にやる気あるの?」と問いかける。その問いに「あります」と即答する山岡の瞳は真剣そのものだった。 MIRAIは「プロの世界はアマチュアとは全く違う」と厳しい言葉を投げかけつつ、山岡がジュリアを敬愛することを引き合いに「私、ジュリアとのシングルマッチで負けたことがないんですよ。大丈夫そう?」と揺さぶりをかけた。 しかし山岡は即座に「私がジュリアさんの敵を討ちます」と覚悟を示し、これにMIRAIも「受けたいと思います」と受諾。デビュー戦のカードが決定した瞬間だった。 このビッグマッチを前に、MIRAIに独占インタビューを実施。山岡聖怜のデビュー戦、今後の期待などを聞いた。 ――公開練習で山岡選手からの直訴でデビュー戦の相手を引き受けましたが、率直な感想をお願いします。 「正直、驚きました。それだけ強い気持ちを持っていることに感心しましたね。彼女と初めて会ったとき、目がすごくまっすぐで、プロレスへの情熱がひしひしと感じられました。それだけ熱い気持ちを持ってプロレスに取り組んでいる選手ですから、デビュー戦の相手を引き受けました。プロレスは厳しい世界ですが、彼女のその情熱があれば、必ず大きく成長できるはずです。」 ――山岡選手はレスリングをベースにしていますが、プロレスとの違いをどのように指導していますか? 「レスリングとプロレスは似ているようで、全く違うものです。レスリングの技術も大切ですが、プロレスでは観客を惹きつける表現力や、試合の流れを読む力も必要になります。彼女には、その両方をバランスよく身に付けてほしいと思っています。」 ――山岡選手は、負けず嫌いな性格だとおっしゃっていましたが、ご自身のデビュー当時と比べて、どのように成長してほしいと思いますか? 「私もデビュー当時は、とにかく勝ちにこだわりすぎていました。もちろん、勝ちたい気持ちは大切ですが、プロレスは勝つことだけが全てではありません。観客を楽しませる、そして共に成長していく仲間を大切にすることも、プロレスラーとして大切なことだと思います。」 ――山岡選手は、ジュリア選手を目標にしているそうですが、MIRAI選手はジュリア選手とのシングルマッチで負けなしという記録を持っています。その点については、どのように考えていますか? 「ジュリア選手は素晴らしい選手ですが、山岡選手にも無限の可能性があります。彼女自身のスタイルを確立し、自分だけのプロレスを見せてほしいと思っています。」 ――1月3日のデビュー戦に向けて、山岡選手にメッセージをお願いします。 「デビュー戦はプロレスラーとしての新たなスタートです。緊張すると思いますが、自分の持てる力を出し切り、素晴らしい試合を見せてください。そして、プロレスの素晴らしさをたくさんの人に伝えてほしいと思います。そしてアマレスとプロレスの違うという事を感じさせるつもりで戦うので、『全てを受け止めてやるよ。かかって来い!』と伝えたいと思います。」 ――最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします。 「1月3日のデビュー戦は、山岡聖怜選手の新たな一歩となる、とても重要な試合です。彼女の熱い闘いを、ぜひ会場で応援してください。きっと、忘れられない一日になると思います。」 ――ありがとうございました。 MIRAIは、山岡聖怜の才能を高く評価しつつも、プロレスラーとしての成長に必要なことを厳しく指導していくことを誓った。1月3日のデビュー戦では、二人の熱い闘いが繰り広げられることだろう。 インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
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