大人のための隠れ家的かき氷専門店。宇治抹茶を使った本格的な味わいを楽しんで(京都河原町)
〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
京冰菓 あてなるもの(京都河原町)
2024年5月、京都河原町駅と祇園四条駅から共に徒歩5分ほどの場所に、鴨川を眺めながら味わう大人のかき氷店「京冰菓 あてなるもの」がオープンしました。
店舗は2023年9月にオープンしたレザーアパレル「ノーノーイエス京都店」の店舗内に併設。店主は東京でレザーアパレルの生産や、ディスプレイアイテムの制作などをしていましたが、今回かき氷を削るために東京店から京都店へ異動したそう。まるでつながりがないように感じますが、「レザーは一生もの、かき氷は一瞬もの」と相反するようで、一生と一瞬の喜びは違わないもの、という考えから同店は生まれました。
店名でもある「あてなるもの」とは「高貴なもの」という意味。今から1000年以上遡る平安時代、清少納言「枕草子」の一節に、日本最古と言われるかき氷の記述があります。 当時、かき氷は貴族のみが食べることを許された貴重なものでした。
そんな特別なかき氷を清少納言ゆかりの地である京都で味わっていただき、多くの方の思い出に残る体験を提供したい、と思ったそう。夏の昼間、燦燦と照らす太陽の光が鴨川の水面をキラキラと輝かせ、跳ね返る光を浴びながらのかき氷は格別です。
店内は、京都らしい日本情緒漂う外観からは想像できないスタイリッシュな空間です。お洒落なレザーアイテムやシャツが並ぶアパレルショップのスペースを進んでいくと、まるで隠れ家のようなかき氷専門店が現れます。大きな窓からは鴨川の美しい景色を望め、開放的な飲食スペースに客席は8席。音響にもこだわっていてるため、素晴らしい景色を眺めながら、かき氷に合う音楽を最高の音響で流しています。そんな空間づくりにこだわった同店では、日常を離れここでしか味わえない特別なひと時を過ごせます。