セルフ前髪カットを失敗しないコツ 「また切りすぎた!」を避けるには?
2. 前髪は希望より少し長めに残すのが正解 「前髪を切るときの目標は、できるだけ長さを保つこと。ですから、希望する長さで切るのではなく、1cmほど長めに残しておきましょう。ドライヤーで乾かすと髪が跳ね上がるため、濡れている間は希望の長さより少し長く残しておくのがポイントです」
3. カットするときはクシを使って前髪を固定 「髪を切るときは常に優しく扱うことが大切です。クシは指ほどの張力をかけないので髪を引っ張ることがなく、跳ね上がりも少なくなります。つまり、より正確な長さに仕上げることができるのです」
4. 横に切らず常に縦に切ること 「前髪を切るときは、真ん中から切り始めて、徐々に外側へ進めましょう。このとき、ハサミを縦に動かして切るようにしてください。決して横に切ってはいけません。縦に切ることで髪に動きが生まれ、前髪が柔らかい印象になります」
5. 直線ではなく弧を描くように切る 「前髪の形を作る際は真っ直ぐではなく、弧を描くように意識してください。前髪は顔まわりの毛が長く、中央が短くなるようなカーブを目指すとバランスがよくなります」
6. 鼻筋より短く切らないこと 「前髪は鼻筋より短くしないようにしましょう。あるいは、鼻と額が接する部分を前髪の長さの基準にしてもいいですね」
巻き毛の場合の前髪のカット方法
自分で前髪を切るのはそれだけでも難しいが、髪が濡れているときはまっすぐで、乾くとカールするタイプの髪やクセ毛だと、切りすぎてしまうことがよくある。
「カールの弾力性を理解することが非常に重要です」と話すのは、カールケアブランド兼サロン「トレパドラ」の創設者ケイシャ・ジョー・ローラー氏。「カールが強ければ強いほど、それを考慮しなければなりません。ウェーブヘアの約2.5センチのカットが、カールヘアでは7.5~10センチに相当することもあります。これはすべて、カールの弾力性によるものです」 ローラーによると、カールヘアや強いクセ毛の場合、髪が乾いた状態でカットするのが最適なのだとか。 「髪を洗い、普段通りにカールを整えた後、前髪を前に集めてください。完全に髪が乾いたら、サロン品質のハサミでカールを一つひとつ丁寧にカットします。カットは少なめに、そして絶対に真っ直ぐに切らないでください。カールごとに弾力性が異なるからです」