初心者も扱いやすい! 最新のキャンプツーリング向き軽量級バイク5選
おすすめ4:ヤマハ・XSR125
レトロな外観とパフォーマンスを調和させたヤマハ「XSR」シリーズの125cc版が「XSR125」。ストリートにマッチするスタイリッシュなモデルですが、SNSなどを見ると、意外にオフロード走行やキャンツーなどに使うユーザーも多い原付二種モデルです。 このモデルに、そうしたアウトドア派ユーザーも多い理由は、おそらく、スクランブラー的なスタイルを持つためでしょう。特に、ブロックパターンのタイヤやアップライトなハンドル、丸目一灯ヘッドライトなどに装備は、フラットなダートなどを走りたくなる雰囲気が満点です。 エンジンには、最高出力11kW(15PS)を発揮する124cc水冷単気筒エンジンを搭載。可変バルブ機構VVAを採用することで、全域で優れたトルク特性を発揮します。また、クラッチレバーの軽い操作性や過度なエンジンブレーキを抑えるアシスト&スリッパークラッチも採用。減速時のストレスを軽減し、すばやくスムーズなシフトチェンジを可能とします。 足まわりには、フロントフォークに、アルミ鋳造ハンドルクラウンとスチール製アンダーブラケットを最適にマッチング。クイックでダイレクトなハンドリングに貢献します。ほかにも、丸いデザインの前後ライトやメーター、タックロールタイプのシートなど、クラシカルかつ上質なスタイルを演出する装備も魅力です。 <XSR125 主要諸元> ・全長2,030mm×全幅805mm×全高1,075mm ・シート高810mm ・車両重量137kg ・エンジン:124cc ・水冷4ストローク単気筒 ・最高出力11kW(15PS)/10,000rpm ・最大トルク12N ・m(1.2kgf-m)/8,000rpm ・燃料タンク容量10L ・燃費:WMTCモード値49.4㎞/L ・価格(税込)50万6000円
おすすめ5(近日登場):カワサキ・KLX230S
カワサキが2024年秋の国内販売を予定するのが新型「KLX230S」。2024年のモーターサイクルショーで披露されたこのモデルは、ジャパンモビリティショー2023で初公開された「KLX230」のローシートバージョンで、オフロードの初心者に最適なモデルといえるでしょう。 KLX230Sは、元々、2022年まで国内販売されていたのですが、現在は生産終了。つまり、新型モデルは、約2年ぶりの後継モデルとなります。 ひと足先に北米で販売されている新型KLX230Sは、コンパクトで軽量な新開発の233cc空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。先代モデルと比べ、さらに低中速域のトルクを高めることで、スムーズな加速感を味わえます。 車体では、高い剛性と軽量化を両立する独自のペリメーターフレームを採用します。北米仕様車の場合で、53.7インチ(1363.98mm)というショートホイールベースと、33.2インチ(843.28mm)という低いシート高を実現。スタンダード仕様のKLX230が、これも北米仕様車の場合で、シート高34.8インチ(883.92mm)ですから、より足着き性を向上。これらにより、幅広いスキルのライダーが扱いやすいバイクに仕上がっています。 足まわりでは、新開発のロングトラベルサスペンションにより、起伏の多い地形でも力強い走行を実現します。また、同じく新型の軽量アルミスイングアームなどにより、バイクの軽量化も実施。車両重量290ポンド(131.99kg)~293.2ポンド(132.99)kgという軽量な車体は、オンロードからオフロードまで、幅広いシーンで軽快かつ快適な乗り味を体感できます。 新型KLX230Sは、ちょっとしたダート道から林道など、キャンプツーリングやオフロード走行を始めたいライダーには、きっと大注目のマシンとなることは間違いなし。日本仕様車の価格や具体的な発売日などは、2024年7月末現在、まだ未公表ですが、アウトドア派ライダーなどには、注目の1台ではないでしょうか。 <KLX230S 主要諸元> ・全長81.8インチ(2077.72mm)×全幅33.2インチ(843.28mm)×全高44.8インチ(1137.92mm) ・シート高:33.2インチ(843.28mm) ・車両重量:290ポンド(131.99kg)~293.2ポンド(132.99)kg ・エンジン:233cc ・空冷4ストローク単気筒 ・最大トルク:13.2lb-ft(1.82kgf-m)/6,400rpm ・燃料タンク容量:2ガロン(7.57L) ・燃費:ー㎞/L ・価格(税込):未定 *全て北米仕様車の参考値 このように、原付二種や軽二輪にも、キャンプツーリングに向いているモデルは結構あります。初心者ライダーなどで、アウトドアのバイク遊びなどを始めたい人はぜひ参考にしてみて下さい。
平塚直樹