止まらないスピードに乗ってBUDDiiSは次のステージへ「僕らの想いはいつでもみんなの近くに」ホールツアー最終公演の模様をレポート
大人の表情で魅せる「僕と一緒にパーティーに行こう」
「もっともっとひとつになっていきましょう」と、BUDDiiSの定番の盛り上がり曲のひとつ「ALRIGHT」。一緒にクラップをして、サビでは飛び跳ね、ペンライトを回し、コールをし、熱を上げる。さらに、「みんなで声を出していきましょう!」と「Beautiful」を。ここでもサビではバディも一緒に歌い、一体感を楽しんでいく。 MORRIE、SHOW、SEIYAがぎゅっと集まって歌ってる様子に会場からは声も上がった。「Glow Gold」では広いステージを目一杯に使い、ダイナミックに躍動。なんとなく、メンバー同士がよりしっかりと視線を合わせている場面も多いように感じられる。SHOWとKEVIN、SHOOTとFUMIYAが目を合わせて歌うであったり、HARUKIがカメラ目線で笑顔を決めたりと、ドキリとさせるシーンも観られた。 怒涛のように前半を駆け抜け、VTRへ。メンバーそれぞれの表情をしっかりとみせていく。カラフルかつフォーマルな姿でグラスを手にするメンバーたち。その間に挟み込まれるのは1人1人の決めゼリフカットだ。 いくつかバージョンがあるようだが、せっかくなのでこの日のセリフを書き留めておきたいと思う。「僕と一緒にパーティーに行こ」(YUMA)、「俺についてこいよ」(SEIYA)、「僕と一緒にパーティー行こ」(FUMIYA)、「ほら隙みせるなよ、みんなみてるよ。僕についてきて」(FUMINORI)、「僕についてきて」(SHOW)、「芋掘りしに行こ」(KEVIN)、「ここから抜け出そう。王子のいうことは絶対です」(HARUKI)、「僕と一緒にパーティー行こ」(MORRIE)「一緒に帰ろ。今日は離さない」(TAKUYA)、「きみのこともっと知りたいから一緒に抜け出そう」(SHOOT)とセリフでメロメロにしたところでハードなDance Trackへ。 衣装をチェンジし、ふたつに分かれてのパフォーマンスを見せたところで、FUMIYAのソロ、HARUKIとTAKUYA、YUMAとSHOW、とペアでのパフォーマンス、さらにFUMINORIはソロで、階段も使ったダイナミックなダンスを見せた。それぞれのダンスのベースにあるものが違うことが垣間見える。しかし、揃うとその個性が溶けあい、BUDDiiSのカラーへと変貌。重めのサウンドから次第に軽やかになり、スッと音が消える。 MORRIEにスポットライトが当たり、アカペラでワンフレーズ歌い上げ、「みんな次に行く準備できてる?」と声をかけ、会場の大きなレスポンスに頷き、「Magic」へ。さわやかな楽曲だが、どこか大人っぽさもあり、楽曲自体としての進化も感じられる。SEIYAがささやくパートでは、かけていたサングラスをずらし、ジャケットをはだけさせ、ウィンクもあり、大歓声を浴びた。続けて「YO HO」でテンションを上げ、未解禁楽曲の「LOUD」。こちらはKEVINが作詞作曲を担当している。 ボーカルのKEVIN、MORRIE、SHOW、SHOOTがステージ上段で歌い上げ、6人がダンスで盛り上げていく。KEVINとMORRIEの安定したハーモニー、さらにそこにSHOOTとSHOWの声が加わり、厚みが増す。壮大なメロディにパワフルなボーカル。曲前にFUMINORIが「みんなの背中を押していけるような楽曲」と紹介したが、まさにその言葉どおりの楽曲と言える。 MCでは、改めてHUMINORIが来場の感謝を伝え、メンバーにここまでの感想を聞いていく。 SEIYAは「13公演あっという間でした、本当に。僕たち最後の公演なので今まで以上に全力を出すんですけど、バディのみんなも今まで一番全力を出せますか!」と呼びかけ、大きなレスポンスに笑顔を見せた。 さらに、MORRIEのアカペラについて「今日はいいっすね」とFUMINORI。「Magic」でのアカペラのこのツアーの醍醐味だそう。「ふざけようと思ったんだけど、ファイナルなんでかっこよくいこうかな、って」。地方ではご当地ネタも入れてふざけていたことも多かったという。 そして話題は決めゼリフを言うVTRについて。「俺のときにYUMAが隣でずっと笑うんですよ。真剣にやってるのに!」とTAKUYA。これにYUMAは「バカにしているわけじゃない。キュンキュンしてニヤニヤしてる。かっこいいよね、やっぱり」とにこにこ。 撮影は大部屋の一角で行われたそうだが、「撮影の時、めちゃくちゃ緊張しなかった?」とKEVIN。みんな恥ずかしかったから1人ずつで録っていたものの、みんなドアにへばりついて聞いていたそうでKEVINは「ふざけたよね。僕は常に『芋掘りに行こ』って言ってました」。3パターン撮影したとのことで、FUMINORIは長く言っている「やばいやつ(by FUMINORI)」があるそうだが、途中でセリフを終える予定だったのが、撮影スタッフ側が止めずにさらに欲しがったそうで「ずっとやってた。長く録ってたけど、たぶんいいところで切られた」という裏話も飛び出した。 次の曲に行く前にHARUKIが「やりたい」ということで階ごとにコール&レスポンスをし、「満たされました」とにっこり。 KEVINも「盛り上がりが過去最高級。楽しいですか?」と呼びかけ、歓声に「よかったじゃん」と笑顔を見せる。「めちゃくちゃ幸せです」と言ったあと、「中盤差し掛かってるけど、もっと楽しませますよ」と声出しのレクチャーをして「HOT CHEESE」へ。BUDDiiSとバディのパワーとパワーのぶつかりあい、熱い空気が作られていく。ピースサインでかわいいメンバーの表情が抜かれるたびに歓声が上がる。もちろん、レクチャーされた部分のコールは完璧だ。さらに終盤では、HARUKIがスマホでメンバーの表情を捉える。最後は会場入れて、撮影し、思い出を切り取った。