「夢グループ」社長が肌もあらわなおなじみのパートナーを切断! 石田社長と保科有里のスーパーイリュージョン
「歌やトークはご年配者向けのものばかり」
テレビの通信販売や実演販売モノは過去にも数多くの人気者を生んできた。ジャパネットたかたの創始者、高田明氏の甲高い声を懐かしく思い出す方もいらっしゃることだろう。 【写真を見る】セクシーな衣装の相棒・保科有里が“切断”される? マジックショーの模様を見る 近年でいえば、間違いなくこのお二人が代表格といえそうだ。 独特なキャラとやり取りで人気となった通販会社「夢グループ」の石田重廣社長(65)と歌手の保科有里(62)――5月17日、画面を飛び出した名コンビは都内中野区のなかのZERO小ホールで行われた「スーパーイリュージョンショー」に主役として登場。数々のマジックやイリュージョンを披露したのである。 ***
金ぴかの衣装を着た石田社長に促されて、番号のついた箱の中に入った保科。テレビ通販CMの「すご~い。でもお高いんでしょう?」「安~い。社長、ありがと~」などのやり取りですっかり人気者になった二人。なぜ突然イリュージョンに挑戦したのだろうか? 石田社長はこう話す。 「テレビCMに出るようになって、最近私たちはたくさんのイベントに呼ばれるようになったんです。そこには若い人やお子さんもたくさんいらっしゃる。でも私たちの歌やトークはご年配者向けのものばかりです。集まってくれた幅広い年齢層に楽しんでもらうために、まったくの未経験でしたが、イリュージョンに挑戦することにしたんです」
撮影会には長い行列が
実際、二人の人気は若年層にも広がっている。二人のグッズがカプセルトイで発売されると即売り切れ、二人が登場するマンガを掲載し、付録に二人のシールがついた子供向けマンガ誌は異例の売れ行き。そんな想定外のファン層にも楽しんでもらうためにチャレンジしたのだという。 最後に演じられたメインのイリュージョンは、保科が入った箱を四つに分解し、体を切断してしまうというもの。石田社長は不器用な手つきながら切断に成功、バラバラになった箱を並べ直して保科を無事に生還させ、満員の観客から大喝采を浴びていた。終演後には撮影会も実施されたが、それも長い行列となった。 もはや二人の活躍の場は通販だけにとどまらない。今年1月にはみやぎ生協の個人宅配のCMに出演。さらに今月からフジドリームエアラインズのPR動画にも出演するなど、引っ張りだこなのだ。これも通販CMでついつい買いたい気持ちにさせるというイリュージョンを見せ続けてきたからだろうか。
撮影・福田正紀 「週刊新潮」2024年5月30日号 掲載
新潮社