【ハイライト動画あり】明治大学、日本体育大学を大差で完封。成長を感じる選手のコメントで試合を振り返る。ラグビー関東大学対抗戦
9月28日、対抗戦3戦目が小田原で行われた。今年の公式戦では初対戦となる日本体育大学に明治大学は先の2戦とメンバーを入れ替えて挑んだ。 【ハイライト動画】日本体育大学vs.明治大学|明治が圧巻の15トライ
試合開始早々、明大はコート右隅のゴールライン手前まで攻め込みラックを形成する。そこからNO8(ナンバーエイト)木戸大士郎主将(文4=常翔学園)が、SO(スタンドオフ)伊藤龍之介(商2=国学院栃木)へパス。
コート左側へキックでボールを送ると、最後は左FL(フランカー)大川虎拓郎(法2=東福岡)がトライを決めた。「試合の導入というところで、いい流れを作ることができて良かった」(大川)。
明大は怒涛の勢いで得点を重ね、前半20分の時点で4トライを挙げ、26-0と点差を広げる。前半23分には再び木戸が強じんなフィジカルを見せつけ、オフロードパスで対抗戦初スタメンの右FL藤井達哉(政経2=東福岡)にボールがつなげる。
そして、後ろから走り込んだSH(スクラムハーフ)田中景翔(文2=常翔学園)がゴールエリア中央付近へグラウンディング。「サポートをつくることを意識しているので、そこでトライを取れたのは良かった」(田中)。
前半31分、敵陣ゴールライン5m手前からのマイボールラインアウトを安定感をもって成功させると、モールをつくり前進。そして敵陣左側の隙を突き、藤井がグラウンディング。
「自分のベストのプレーすることを意識した。トライできて良かった」(藤井)。ここで、今試合初スタメンの3人の2年生全員がトライを挙げたことになった。「(スタメンに)2年生が多いのはうれしい。自分たちの代になっても全員で出られるように頑張りたい」(藤井)。
明大は前半を通して自陣深くにほとんど攻め込まれることなく、61-0で日体大を突き放し、試合を折り返した。「慶應義塾大学戦でやってきたことが、相手が変わったらできないことはないと思うので、前半からいいゲームができて良かった」(木戸)。
後半も明大の勢いは止まらず、後半3分にWTB(ウィング)白井瑛人が日体大のロングパスをインターセプトし、今試合単独4つ目のトライを決めた。続く9分には敵陣ゴールライン手前で、マイボールラインアウトからモールで押し込み、金勇哲(営4=大阪朝鮮)が抜け出して明大らしいトライの形を見せた。