オルツが超高速音声対話システムを開発 「音声AIのネガティブイメージ払拭」
オルツ(東京都港区)は、超高速音声対話システム「altTalk(オルツ・トーク)」を開発した。大規模言語モデルや感情認識、感情表現判定、会話展開予測など最新AI技術を組み合わせて構築したもので、高度な会話人工知能(AI)を企業や組織のシステムに導入できる組み込み型のAI会話エンジンプラットフォーム。 応答速度は、通常、人が会話する際の反射速度を上回る0.53秒で、怒りや恐れ、驚き、喜び、悲しみ、嫌悪といった人間の感情を96.3%の精度で理解し、表現をすることで高度な業務にも対応できるという。想定用途は、金融業界の資産運用相談やコールセンター、医療・ヘルスケア業界の医療問診やメンタルケア、小売り・サービス業の店舗接客や多言語対応のほか、人材・採用、教育分野、不動産など多岐に渡る。 同社はこのシステムを通じて、音声AIの「反応が遅い」「不自然な会話をする」などのネガティブなイメージを払拭し、企業や組織の業務を効率化し、新たなサービスの創出を支援したい、としている。