昭和、平成、令和…料理家3世代の肉じゃがを見たらこんなに違った!
ライフスタイルに合わせて進化した杵島直美先生の肉じゃが
ハーブやスパイス、合わせ調味料などが増え、電子レンジ、オーブンなどの調理家電が手軽に入手できるようになり、ライフスタイルも大きく変わっていったのが杵島直美先生のころ。「手早く、おいしくヘルシーに」作るための合理的な方法を見つけるのがライフワークでした。 現在は忙しい時を経て、料理も生活もゆるやかに変わっているといいます。肉じゃがも丁寧な作りで。味のよい豚ばら肉を湯通して余分な脂を落として煮ています。湯通ししてから煮るとあくが出ないので、煮汁がすっきり仕上がります。芋も小ぶりに切っているので、調理時間も短く。少量丁寧に作っておいしく食べたいシニア世代の肉じゃがです。 【材料】(2人分) 豚ばら肉しゃぶしゃぶ用肉……100g じゃがいも(男爵)……2個(300g) 玉ねぎ……1個 白滝、絹さや……各適量 だし汁……1と1/2 (水カップ2、だし昆布5cm、花がつお10g) A |しょうゆ……大さじ3 |砂糖、酒、みりん……各大さじ1 サラダ油……大さじ1 塩……少々 【作り方】 1)だし汁をとる。鍋に昆布、分量の水を入れて弱火にかける。煮立つ直前に昆布を除き、花がつおを入れて2分ほど煮て、火を止める。花がつおが鍋底に沈んだらこし器に通してこす。 2)豚肉は4cm幅に切る。鍋に湯を沸かし、豚肉をサッと通してざるに上げる。 3)じゃがいもは四つ割りにして皮をむき、面取りして、水にさらす。玉ねぎは縦半分に切り、さらに高さを半分に切って7mm幅に切る。白滝は食べやすく切る。 4)絹さやは筋を除き、サッと塩ゆでする。 5)鍋にサラダ油を熱し、(3)を炒めてサラダ油を回し、(2)を加えてざっと混ぜ、(1)を注ぐ。中火で煮立て、火を弱めてあくを除く。Aで調味し、ふたをして15分ほど煮る。 6)ふたをとり、煮汁をかけながら照りよく煮て(4)を散らし、一煮する。