PARCO劇場「東京輪舞」初日前会見&プレスコール レポート【髙木雄也さんコメントほぼ全文】
「自分ができることは100パーセントやってきた」(髙木)
――明日、公演初日を迎えるにあたっての意気込みをお願いします。 髙木雄也(以下 髙木) 「東京輪舞」キャスト、スタッフの皆さんで一丸となって作り上げてきたので、ようやく皆さんにお披露目できるのか、というのと、早かったなぁというのと。ドキドキとワクワクの50:50 状態なんですけれど、自分ができることは100パーセントやってきたつもりなので、早くみなさんに観ていただけると嬉しいなあと思います。 清水くるみ(以下 清水) 一ヶ月強稽古してきたんですけど、髙木さんがおっしゃった通りに本当にあっという間で。「あ、もう初日だ」という気持ちです。私たちも舞台稽古をセットを組まれたなかでやって、「ああこれはすごく見ごたえがあるんじゃないかな」と。このセットにまずワクワクしています。 それに加えて2人で8役、6役やらせていただいて、きっと面白いものになってるんじゃないかなと思うので、本当に皆様の反応が気になるんですけど、精一杯がんばりたいと思います。 山本卓卓(以下 山本) みんなの力が合わさってですね、日本の演劇史に残るような問題作になってるんじゃないかなと客席で観ながらながら思いました。サイコー!(笑)。 髙木 こういう姿見られないから新鮮です。(笑) 杉原邦生(以下 杉原) 二人の俳優の魅力を本当に十二分に堪能していただける作品になってると思います。すごく挑戦的な作品なのでお客様にどういうふうに受け止めて頂けるのか僕らの想像できない部分もあるんですけれど、あのそういうのも含めて、明日の開幕がすごく楽しいなと思っています。 ――山本さんにお聞きします。この「東京輪舞」はオーストリアの劇作家によって1900年に発行された作品を現在の東京を舞台に置き換えている作品だと思いますが、台本を書くにあたって演出の杉原さんとどのようなお話をされたのか、どんな思いを込められたのでしょうか? 山本 原作を翻案してもらえないかという話がまず来て、それを現在の東京に置き換えてもらえないか、と。僕の作家性を殺すことなく書きたいものを自由に書いてくれっていうようなことを言われて。原作が100 年以上前に書かれたものなんです。 当時法廷騒ぎになったようなセンセーショナルな部分を大切にしつつ、現代に置き換えて、東京に変えてというオーダーをいただいてぜひ、となりました。 原作だと男性と女性の二元論、性別の二元論で話が書かれてるけど、今はそうじゃないんじゃないか、っていう話をして。僕もそうだと思ってたのでそういうことにとらわれることなく、今東京にいる人達に目を向けてやる、っていうのを決めました。で、えっとそう……。それで……。 髙木 (優しくイケボで)どうしました? 山本 (笑)それで、えーと……以上です!(笑) 杉原 思い出したらお願いします。 髙木 お願いします。