大阪のホテルに人だかり、視線の先には…?「1000本の薔薇ツリー」が今年も点灯
■ 「良い記念になりました」思わぬ点灯式に笑顔
ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)のシャンデリアが煌めくロビーで11月8日、クリスマスツリーの点灯式がおこなわれた。高さ3.5メートルの華やかなクリスマスツリーが光に包まれた瞬間、拍手と歓声があがった。 【写真】近くで見ると…めちゃくちゃ薔薇! 急に寒くなったこの日、暖炉の炎がゆらめくイギリスの邸宅のようなロビーには、ツリー点灯を待つ多くの人が集まった。ヴァイオリンが奏でるクリスマスソングを聴きながら、ふるまわれたホットチョコレートをいただき、その時を待つ。 ホテル総支配人マーク・ノイコム氏が、「ロビーだけでなく館内のあちこちに、ブリザーブドのバラをつかった同じデザインのツリーがあります。これからクリスマスまで1ヶ月半、今日だけでなく、何度も大阪に足をお運びいただければと思います」と挨拶してカウントダウン。ツリーが点灯する瞬間をおさめようと、多くの人がスマホをかまえるなか、ツリーが光に包まれた。 神奈川から訪れていた家族は「明日、娘が1歳の誕生日なのでお祝いの旅行に来ました。点灯式のことは知らなかったのですが、見ることができて良い記念になりました。4歳の長女も音楽が好きなので楽しんだ様子です」と話し、ツリー前でホテルスタッフに家族写真を撮ってもらっていた。
■ クリスマスケーキの予約開始、ミニサイズも
また、グルメショップではクリスマスケーキの予約も始まっている。2024年春にエグゼクティブペストリーシェフに着任したフレデリック・モロー氏によるケーキは、クリスマスオーナメントをイメージした華やかなデザイン。甘さをおさえたなめらかなクリームに、ベリーの酸味のアクセントが効いている。ホールタイプのほかに、小さなサイズのケーキも。 同シェフが5年をかけて育てた天然酵母をつかった「シェフオリジナルシュトーレン」(2800円)や「シトラスチョコレートパネトーネ」(大5000円、小3500円)は現在販売中。長時間発酵の豊かな風味とふんわりした口当たりが特徴で、やわらかく仕上がった国産のデコポン・甘夏・レモンの柑橘コンフィが楽しめる。 「ザ・リッツ・カールトン大阪」のクリスマスプロモーションは、12月25日まで。クリスマスケーキは12月11日まで予約受付。受取期間はホールタイプが12月21日~25日、小サイズケーキは12月1日~20日。 取材・文・写真/太田浩子