【読者の体験談】「気乗りしないセックス」の辛さ、悩みの実情。【気乗りしないセックスのリアル】
SPUR.JPにて実施した「セックスレス」に関するアンケートにて、気乗りしないセックスへの悩みを寄せてくださった読者にインタビュー。セックスレスにまつわる読者体験談と同じように、気乗りしないセックスの悩みも様々。それぞれが置かれている状況や気持ちについて、胸の内を聞いた。 【写真】【セックスレス】の本音など、1,614人から集まった性の悩みや現状をレポート!
【断った後の不機嫌さや、無言の誘いを感じ取ることが一番のストレス】/ハチさん(30代前半)
──セックスに対してストレスを感じるようになったきっかけは? もともと、セックスがあまり好きではありませんでした。さらに後ろ向きになったのは、産後。夫に触られるのが嫌になってしまい、誘いを断ると、あからさまに不機嫌な態度を取られるようになりました。ときには冷たくされることもあり、相手の機嫌に振り回されてストレスを抱えるように。セックスに対してもイヤな気持ちが強くなっていきました。 ──どのようなときに、ストレスを感じますか? 直接的だけでなく遠回しに誘ってくることもあり、相手の機嫌を感じることが一番のストレスです。たとえば、いつも以上に家事をやってくれると「セックスをしたいアピールなのかな?」と勘ぐってしまう。「今日は帰りが早いよ」と連絡が来ると、誘われているように感じられて「また応えなきゃ……」と負担に思ってしまいます。勤務の合間に、「今日いい?」とメッセージが来るとプレッシャーに感じて、仕事中に気分が落ち込む日もありました。 ──状況を改善するために、パートナーと会話されましたか? 「イヤだ」という気持ちは伝えているので、何度か話し合いました。私がセックスに対してストレスを感じていることは認めてくれましたが、パートナーからも「寝たり食べたりするように、自分にとっては必要なことだ」と言われて、ハッとしました。 結論として「お互いに歩み寄るしかない」となり、私も仕方なくセックスを受け入れようと思うように。毎回応えることは難しいので、断るときもあります。そうすると「次はいつするんだろう」と、考え込んでしまうことはありますね。最近は、“セックスレス”をテーマにしたドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)をきっかけに、「実はレスではなくて、セックスがあることで悩んでいるんだよね……」と夫婦の性関係について話せる友だちができて、正直な気持ちを吐き出せるので助けられています。 ──パートナーとの理想の関係性は? お互いを思いやれる関係でありたいです。したい方の考えもわかりますが、したくない方の考えもある。私としては相手の気持ちを理解しようと努めているので、パートナーにもこちらの気持ちにもう少し寄り添ってほしいです。断っても態度に出さなかったり、笑って受け止めてほしいなと思っています。