<木村昴>“ジャイアン”声優が“スネオ”役でドラマ初主演「思い入れ非常にある」 「自分を枠に収めたくない」表現者としての思いも
監督からは、脛男の“ピュアさ”を表現できる人を考えたときに、木村さんの顔が浮かんだ、と言われた。「まじっすか?と。監督の中の“ピュアフォルダ”に俺がいたんだと思って、うれしいじゃないですか!」と笑顔を見せた。「木村くんのまま、やってくれたらいいよ」という監督の言葉を信じて、あまり作り込みすぎずに撮影に臨んでいる。
◇声優業&役者業、向き合い方の違いは?
木村さんによると、声優業と役者業では準備の仕方が違うという。声優業では、台本を読み込み、映像を見ながらセリフのタイミングを合わせる、という宿題がある。ただ、本番は台本を持ちながらできるため、セリフは覚えなくてもいいのだという。
一方、役者業では、台本を読み込み、セリフを覚え、どのように動いていくかなどを考えていく。「準備段階は違いますが、演じるという点ではまったく一緒ですね。醍醐味が違うかなというくらいです」と話す。
そんな木村さんは、「声優」という肩書きにこだわらない。「声優だからこうしないといけない、と決めつけられてしまうこともあるのですが、そういうのはあんまり好きじゃなくて。自分で自分を枠に収めたくないですし、収められるのも好きではない」と思いを明かす。
「今回のように声優業以外のことに挑戦するチャンスをいただけるというのはすごく興奮するんです。『木村くんにお願いしてみよう』となることほど、うれしいことはないので、誘っていただけるうちは基本的には全部やりたいんですよね!」