本田圭佑 松井大輔氏の引退試合で〝一番記憶に残るゴール〟を失念「2、3秒くらいの時間差で…」
元日本代表MF本田圭佑(38)が15日、松井大輔氏の引退試合(三ツ沢)に参戦し、改めて自身のW杯初ゴールを振り返った。 この日の試合で本田は主役からのクロスで得点を決めるなど、存在感を発揮。ピッチから退いた後、実況席に登場すると「大輔さんより目立とうと思ったけど、(小野)伸二さんから『お前の日じゃない』と言われました。そりゃそうだなと」とコメントし、笑いを誘った。 【写真】カズから花束を贈呈された松井大輔氏 試合後には報道陣の取材に応じ、松井氏からアシストで決めた得点について「最初、あのシーンを再現することを知らず。大ちゃん(松井)が出てきて、ボールを持った時に周りが『ファー行け』と言うから、どういう意味やろと思って、こっからワンツーで崩せるやろと思ったんですけど、2、3秒くらいの時間差で気づいたという感じでしたね」と状況を説明した。 あのシーンとは、2010年南アフリカW杯のカメルーン戦で本田が決めた決勝点のことだ。右サイドの松井氏からのクロスにファーサイドにいた本田が左足で押し込んだシーン。本人は「〝今までで一番記憶に残っているゴール〟という質問を受けるけど、このゴールと答えてきた。初めてのW杯で初めてのゴール。自分にとって一番大きかったし、大ちゃんのアシストには感謝しないといけない」と語った。 その後、代表のエースとして歩んでいく本田の、いわば原点となるゴール。そのほか直接FKなど伝説のシーンは少なくないが、やはり初ゴールは格別なのだろう。
東スポWEB