北海道・稚内で「棒だら」作り 潮風でカチカチに、うまみが凝縮
北海道稚内市で名産品の「棒だら」作りが盛んに行われている。 棒だらは北海道近海で取れた生の真だらを乾燥機や稚内の潮風で乾かして作る。時間をかけてカチカチになるまで硬くさせると、うまみが凝縮した状態に仕上がる。 出来上がった棒だらは来年7月中旬ごろ、主に京都や大阪など関西地方へと出荷される。関西では高級食材とされ、おめでたい席で食べられるという。 水産加工会社「丸北北海組」の北崎祐一工場長は「寒い中、頑張って作っているので、ぜひおいしく召し上がっていただきたい」と話した。【那珂英一、那珂義也】