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（ブルームバーグ）： 16日の中国株式市場で、ＣＳＩ300指数が続落。今月８日の高値からの下落率は10％近くに達し、調整局面入りが間近に迫った。景気対策の実施ペースを巡り、失望感が広がっていることを示唆している。

本土株のＣＳＩ300指数は前日比0.6％安で取引を終了した。

中国人民銀行（中央銀行）による一連の刺激策を受け、楽観論がいったん広がっていたが、ここにきて急速に後退している。中国政府が財政支出計画の詳細の詰めに時間をかける中、当局がさらに景気や相場のてこ入れ策を講じる用意があるのか懐疑的な見方も広がっている。

ブルームバーグ・インテリジェンスのストラテジスト、マービン・チェン氏は「９月末の歴史的な急騰はもちろん持続不可能であり、相場の上昇スピードを考えると、下落ペースも速くなる可能性がある」と指摘。「だが、全般的な政策行動はより速いペースで正しい方向に進んでおり、相場が落ち着けば、中国株は以前よりも高いレンジで取引されるかもしれない」と述べた。

原題：Chinese Stocks on Brink of Correction as Investor Patience Wanes（抜粋）

--取材協力：Abhishek Vishnoi.

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